ファーウェイ・ジャパンのハイエンドスマートフォン「HUAWEI Mate 20 Pro」が発表されました。英ロンドンでのグローバル発表(2018年10月)を踏襲した形で、デザインとカメラ、AIといったMate 20 Proの特徴が見どころです。

SIMフリーモデルは家電量販店やMVNOから、11月28日に予約開始、11月30日に発売します。今回、ソフトバンクも取り扱い、12月中旬に発売予定となっています。SIMフリーモデルの推定市場価格は税別111,880円です。

  • ファーウェイ「Mate 20 Pro」発表会

    HUAWEI Mate 20 Proが国内でも発売へ。中央はファーウェイ・デバイス 日本・韓国リージョンプレジデントの呉波氏。ゲストとして発表会に登場したのは安田美沙子さん(左)と皆藤愛子さん

発表会では、まずファーウェイ・デバイス 日本・韓国リージョンプレジデントの呉波氏が、同社の現状を説明。グローバル全体では、2018年第2~3四半期の半年間にわたって、スマートフォン市場でシェア2位をキープ。Appleを抜いての2位の位置を継続しました。

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    グローバルでは半年にわたってシェア2位を確保

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    国内では、初めてトップ5の一角に

Appleは9月に新製品を発売するため、第4四半期以降の結果が重要になるでしょう。それでも、Appleを抜き、グローバルでの勢いは継続しているようです。

日本市場では、量販店を中心とした調査のBCN統計によると、国内キャリアとSIMフリー双方のAndroidスマートフォンで1位を獲得。6~10月の期間ですが、SIMフリーだけでなく、キャリア端末でも好調なようです。

2018年、ファーウェイはハイエンドからエントリーまで、国内の大手3キャリアでスマートフォンを販売。SIMフリー市場に比べて、キャリア取り扱いでの販売数は通常「桁違い」といわれます。ほかのキャリア取り扱いスマートフォンを抑えて販売数を伸ばし、さらにSIMフリーでも好調だった結果でしょう。

さらに、MM総研による上半期スマートフォン出荷数上位5社のうち、ファーウェイは前年同期比の成長率が1位だったそうです。この上位5社に入ったのも初めてのことで、これもキャリア取り扱いが増えたほか、SIMフリー市場での成長が奏功していそうです。

使い勝手のよいMate 20 Pro

  • ファーウェイ「Mate 20 Pro」発表会
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  • Mate 20 Pro

そして発表されたのがMate 20 Proです。デザイン、パフォーマンス、カメラ機能、AIという4点が特徴として挙げられています。デザインは、シンメトリーで流れるようなデザインという点が強調され、ディスプレイのエッジがカーブしているだけでなく、背面も同様にカーブすることで、くさび形のような手にフィットするホールド感を実現しています。

ディスプレイは6.39インチ3,120×1,440ドットのOLEDを採用。アスペクト比は19.5:9で、HDRやDCI-P3規格に対応した広色域ディスプレイとなっています。上下左右ともにギリギリまでディスプレイを広げ、86.90%という高い画面占有率は、iPhone Xs Maxの83.67%よりも広く、6.39インチながら幅72.3mmと持ちやすさも高められています。

  • ファーウェイ「Mate 20 Pro」発表会
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  • 大型ディスプレイを搭載しながら、コンパクトな横幅

上部には切り欠き(ノッチ)のあるデザインです。顔認証用に「HUAWEI 3D深度感知カメラシステム」として、ドットプロジェクターやIRカメラも搭載しながら、iPhone Xs Maxよりもサイズを抑えて、ギリギリまで画面を広げています。

  • ファーウェイ「Mate 20 Pro」発表会
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  • ノッチにはインカメラ以外にIRカメラなども備えつつ、コンパクトに

使い勝手の面では、IRカメラも使った高精度な顔認証機能を搭載。約0.6秒以内という高速性に加え、誤認識率1/100万という高精度を実現しています。さらに、ディスプレイ下に指紋センサーを埋め込んだイン・スクリーン指紋認証を搭載。ダイナミック・プレッシャー・センシング(DPS)技術によって、ロック解除速度が30%改善したそうです。

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    高速高精度な顔認証

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    イン・スクリーン指紋認証も搭載します

画面を見るだけでロック解除できるのはiPhoneなどでも同様ですが、イン・スクリーン指紋認証によって(画面上で指紋認証)、デスクなどに置いた状態でも簡単にロック解除できるのは便利なものです。

SIMフリーモデルはデュアルSIM、ソフトバンクモデルはシングルSIMモデルですが、いずれもNM(Nano Memory)カードに対応します。既存のmicroSDカードより45%コンパクト化され、nanoSIMカードサイズになっています。従来のP20 Proなどで外部メモリカードを求める声が大きかったことから、NMカードの採用にいたったようです。

  • ファーウェイ「Mate 20 Pro」発表会
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  • よりコンパクトなメモリカードNMカードを新搭載

ファーウェイでは、新メディアとなったのはきょう体スペースの確保を理由に挙げていますが、新しいメディアの普及には相当な努力が必要でしょう。カードリーダーも用意されるので、ほかのスマートフォンへのデータ移行などもできるようです。

日本向けには、IP68相当の防水防塵性能も重要でしょう。最近になってようやく普及し始めたワイヤレス充電のQiもサポート。専用チャージャーを使えば、他社よりも高速な15Wのワイヤレス充電が可能です。面白いのが、Mate 20 ProがQiワイヤレス充電器となって、ほかの端末のワイヤレス充電が可能になるワイヤレス・リバースチャージ機能を搭載している点です。

  • ファーウェイ「Mate 20 Pro」発表会
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  • 15Wのワイヤレス充電対応。Qi準拠のワイヤレス充電機も利用可能です

今まで試したところ、iPhone XやGalaxy Note 8、Pixel 3といったQi対応端末を、Mate 20 Proから充電できました。ただ、充電速度は遅いため、基本的にはスマートフォンよりもQi対応アクセサリを充電するという用途のほうが便利そうです。

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    Mate 20 Proが充電器となって、ほかのQi対応端末を充電できます

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    大容量バッテリを搭載し、さらに高速な充電が可能

USB Type-C経由の充電では、最大40WというHUAWEI SuperChargeに対応。30分で約70%充電できるという高速充電に対応します。実際に試してみると、どんどん充電されていく様子がパーセンテージで表示され、ちょっと驚くほどです。