ファーウェイは11月28日、SIMフリースマートフォンの新しいフラッグシップモデル「Mate 20 Pro」を発表した。本体カラーはミッドナイトブルー、トワイライトの2色で展開し、11月30日に発売する。推定市場価格は111,880円(税別)。
Mate 20 Proは、2018年10月16日にロンドンで発表されたスマートフォン。今回、日本史上への投入が正式にアナウンスされた。
約6.39インチでアスペクト比19.5:9、解像度3,120×1,440ドットのOLED(有機EL)ディスプレイを備え、本体はIP68の防塵・防水に対応している。プロセッサはファーウェイ最新の「Kirin 980」で、デュアルNPUによって高い「AI」処理を実現する。ロック解除として、画面上に設けた指紋認証センサー、複数のセンサーを用いた高精度な3D顔認証を搭載した。底面のコネクタはUSB 3.1 Type-Cだ。
バッテリーは約4,200mAhという大容量。AIの機械学習によってバッテリー使用を最適化していき、長い駆動時間が得られる。充電は、付属のACアダプターを使った場合、約30分で約70%まで充電する急速充電仕様。オプションの「15W HUAWEI ワイヤレスクイックチャージ」を使うと、ワイヤレスでの急速充電が可能(Qi規格の充電器も使える)。また、Mate 20 Proを給電側バッテリーとして、Qi規格に対応した別の機器を充電するという特徴的な機能を持つ。
カメラ機能は、「Leica」(ライカ)を冠したトリプルレンズ。アウトカメラは、超広角、広角、望遠という内容。超広角レンズは約2,000万画素・35mm換算16mm・f/2.2、広角レンズは約4,000万画素・35mm換算・f/1.8、望遠が約800万画素・35mm換算80mm・f/2/4となる。
被写体から2.5cmまで寄れるマクロ機能、1,500以上の状況をリアルタイムで認識して最適な設定で撮影するAI機能、最高感度ISO102400なども特徴。インカメラは約2,400万画素。AIは動画撮影にも活用され、リアルタイムにエフェクトをかける5種類のシネマモードがある。
Mate 20 Proの主な仕様
- OS: Android 9(ユーザーインタフェース: EMUI 9.0)
- CPU: HUAWEI Kirin 980 オクタコア
- GPU: Mali-G76 10コア
- RAM: 6GB
- ストレージ: 128GB
- 外部メディア: HUAWEI NMカード(nano SIM形状のメモリカードで、microSDとは互換性がない点に注意)
- サイズ(高さ×幅×厚さ):約158×72×8.6mm
- 重さ: 約189g
- ディスプレイ: 約6.39インチ OLED(19.5:9、3,120×1,440ドット)
- バッテリー: 約4,200mAh
- アウトカメラ: 約2,000万画素、約4,000万画素、約800万画素
- インカメラ: 約2,400万画素
- GSM: 850/900/1,800/1,900MHz
- WCDMA: B1/2/4/5/6/8/19
- FDD-LTE: B1/2/3/4/5/6/7/8/9/12/17/18/19/20/26/28/32
- TDD-LTE: B34/38/39/40/41
- SIM: デュアルnanoSIM
- Wi-Fi: 2.4GHz/5GHz IEEE802.11a/b/g/n/ac
- Bluetooth: 5.0 BLE