一方のAX7は、大画面・大容量バッテリーが特長のモデル。約6.2インチでアスペクト比が19:9の画面を搭載しています。R17 Proと同様に、草木の葉から水が落ちる様子を思わせる水滴型のノッチを採用。このノッチ、面積が小さいため、画面占有率を88.4%と高くするために大きく貢献しています。

  • AX7

    約6.2インチのAX7。ブルーとゴールドの2色で展開します。サイズは155.9×75.4×8.1mm、重さは約168g

インカメラは1,600万画素で、A.I.ビューティモードに対応。ARステッカー機能により、ポップで楽しい写真に仕上げることも可能です。アウトカメラは1,300万画素+200万画素とエントリーモデル相応ですが、背景のぼかしを自然に表現できるなど好感が持てます。

  • AX7

    水滴型ノッチの採用は、画面占有率の向上にも貢献しています

CPUにはクアルコムSnapdragon 450を採用、メモリは4GB、内蔵ストレージは64GBです。同じ価格帯のスマホと比較すると、スペックは悪くありません。バッテリーは4,230mAhと大容量で、このほかトリプルスロット(nanoSIM、nanoSIM、microSD/SDHC/SDXC)を備えるなど、エントリー機とは思えない充実した側面も。

  • AX7

    背面の様子。指紋認証センサーが配置されています

  • AX7

    DSDVトリプルスロットを採用しており、nanoSIMカード×2枚、microSDカード×1枚を同時に利用可能。仕事とプライベートのSIMを使い分けることもできます

R17 Proと同じく、ColorOS 5.2を採用。おサイフケータイ、防水機能には非対応ですが、microSD/SDHC/SDXCカードには対応しています(最大256GB)。3万円クラスの製品にしては、すばらしい部分がたくさんあり、総じてコスパに優れている印象。スマホの新規契約が増える来年の春商戦では、有力な選択肢のひとつになりそうです。

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R17 Pro、AX7の2機種は、ビックカメラ、ヨドバシカメラ、ヤマダ電機、ノジマなどの家電量販店、Amazonなどのオンラインストア、およびIIJmio、楽天モバイルなどの各MVNOサービスで販売が予定されています。

  • AX7

    価格と販路について

また、OPPO Japanでは2019年1月上旬から、全国の10店舗で認定修理店を展開する予定。「壊れたときの心配があるので、海外のSIMフリー機には手を出しにくい」と敬遠していたユーザーも、安心して購入を検討できそうです。