MicrosoftはWindows 10にLinuxバイナリを実行する機能「WSL (Windows Subsystem for Linux)」を導入して以来、Linuxの実行などに関連する機能やアプリケーションの機能強化に取り組んでいる。先日公開された「Announcing Windows 10 Insider Preview Build 18272 - Windows Experience BlogWindows Experience Blog」では、コンソールアプリケーションの機能強化が行われたことが伝えられた。
Microsoftによれば、Windows 10 Insider Preview Build 18272において、コマンドプロンプト、PowerShell、WSLウィンドウにズーム機能およびダークテーマが導入されたという。ズームはCtrlキーを押しながらマウスのホイールマウスの上下で変更可能、ダークテーマは設定ダイアログから設定可能とされている。
ただし、あとからこのバージョンではWSLが動作しないという説明が追加された。WSLを利用している場合はこのバージョンの利用は避けることが推奨されており、アップデートしてしまった時はBuild 18267へロールバックするようにと説明が掲載されている。
コマンドプロンプトウィンドウやPowerShellウィンドウは、UNIX系オペレーティングシステムで使われているターミナルアプリケーションや、Windowsでも利用できるサードパーティー製のターミナルアプリケーションと比べると機能が貧弱という特徴があった。WSLが導入されて以来、Microsoftはこうした機能の強化に取り組んでいる。