PCゲームをプレイするなら、こだわりたいのがゲーミングマウス。操作性の善し悪しが勝敗に影響するだけに、自分にマッチしたものを選びたいところです。以下、ゲーミングマウスの選び方とおすすめモデルを紹介していくので、ぜひご参考にどうぞ。

ゲーミングマウスの選び方

ゲーミングマウスとは、高速な応答性と精密な操作性を持つ、ゲームプレイ向けの高性能なマウスのこと。日本市場だけでも200種類以上ものゲーミングマウスが出回っており、どれを選ぶのか迷ってしまいます。自分に最適なゲーミングマウスを見つけるためには、まず最初に、メインでプレイするゲーム(FPSなのか、MMOなのか)に合わせて絞り込むとよいでしょう。

FPSでは、反応速度と軽さが大事

  • 「Fortnite」や「PUBG」に向くマウスは?

一つが、「Fortnite(フォートナイト)」や「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS(PUBG)」といったFPSゲーム(※)を中心にプレイする場合。「FPS向け」と明示しているゲーミングマウスもありますが、エイム(照準)スピードと正確性がもっとも重要視されるゲームジャンルだけに、レスポンスの速さやマウスの重量がポイントになります。

※TPSモードもあり、バトルロイヤルゲームと称されますが、本稿ではFPSとして話を進めます

  • 軽量化を徹底し、70gを切るマウスも登場しています。マウスを大きく動かす人にとって、マウスの重さは疲労度にも直結します

  • センサーは光学式が主流。レーザー式は場所を選ばず使えるメリットがあるものの、正確性の高さからゲーミングマウスでは光学式がほとんど

レスポンスの良さを示すスペックに「DPI」があります。DPIはdots per inchの略で、マウス本体を動かしたときにどれだけカーソルが動くかを示したもの。DPIが高いほど、ちょっとしたマウスの動きでカーソルは長距離動くことになります。

10,000DPIを超えるマウスもありますが、プロゲーマーの間では、800DPI程度の低めの設定で大きくマウスを動かすプレイスタイルが主流となっています。FPSゲームにおいては、高DPI設定によって、ちょっとの動きで大きく移動してしまうと、繊細なエイムが難しくなるためです。また、15~25cmのマウス移動でプレイキャラクターが真後ろに振り向けるよう、マウスのゲーム内感度とDPIを調整するのもトレンドと言えます。

  • DPIはマウスのボタンや専用ユーティリティで設定可能です

  • マウスのゲーム内感度を自分に合わせて、最適な設定を探るのがトレンド

マウスがPC本体に情報を送る頻度を表す「ポーリングレート」も注目してほしいスペックです。高級マウスでは1kHz(1,000回/秒)が多く、安価なマウスだと125Hz(125回/秒)程度の低さです。

それほど重要ではないスペックですが、ユーザーがマウスを動かす速度に対してどれだけ反応できるかを示す「最大加速度」、センサーが正しく認識してくれる最大距離の「最大認識速度」もチェックしておきましょう。

MMO向けは、ボタンが命

次に解説するゲームジャンルは、ファイナルファンタジーXIV(FF XIV)に代表されるMMOです。「MMO向け」では、センサーの性能よりも、魔法の発動、アイテムの使用、武器の変更など、操作の効率性が重視されます。そのため、動作の割り当てが可能なボタン数が重要になり、側面だけで10ボタン以上という製品も存在します。ただ、ゲームによっては複雑な操作を一つのボタンに割り当てる「マクロ」を禁止している場合もあるので注意しましょう。

  • 「ファンタシースターオンライン2」もMMOゲームの代表的存在

  • MMO向けマウスはたくさんのボタンを装備。多くの動作を割り当てられるため、ゲームプレイの効率化に繋がります

持ち方や利き手、手の大きさに合わせて選ぶ

ゲーミングマウスにおいては、手にフィットする形状も重要です。無難な選択肢と言えるのが、Microsoftの古いマウス「IntelliMouse Explorer 3.0」の形状を発展させた「IE3.0クローン」と呼ばれるデザインのゲーミングマウスです。元がシンプルで握りやすいことから世界で人気となったマウスだけに、多くの人の手に馴染みやすいという定評があります。

  • IE3.0クローンと呼ばれるゲーミングマウスは、多くの人の手に馴染む伝統的なデザインと言えます

マウスは右手で持つことを前提とした設計が多いのですが、左利きのユーザーにはどちらの手でも違和感なく使える左右対称の形状がおすすめです。同じデザインとスペックでも大、小などサイズが異なるマウスを出しているメーカーもあるので、手の大きさを考えて選ぶことも重要です。

  • 左利きには左右対称デザインのマウスが扱いやすい

有線と無線、どちらがよいのか

プロゲーマーの多くは有線マウスを愛用していますが、最近は無線接続のゲーミングマウスも増加中。センサーや遅延という部分では、有線と無線マウスの差が小さくなっています。しかし、無線マウスはワイヤレスで使える快適度は素晴らしいのですが、バッテリーが入っているため、有線マウスに比べて重く、バッテリー切れの心配があります。

最近ではマウスパッドが充電台となり、その上で操作する限りは電池切れの心配が無い無線ゲーミングマウスも登場しています。ただし、その価格は3万円超え。有線ならば、手の届きやすい価格帯でも高性能なモデルが登場しているだけに、初めてゲーミングマウスを買うなら、有線のモデルから入るのが安全と言えるでしょう。

  • マウスパッドが充電台となっている無線ゲーミングマウスも登場している

ゲーミングマウス、おすすめ製品カタログ【2018年版】

ロジクール「G300s」

  • ロジクール「G300s」

ロジクールは数多くのゲーミングマウスを発売しているメジャーなブランド。中でも、入門機としてオススメなのが「G300s」です。2,000円前後という低価格ながら、DPIを250~2,500の間で設定でき、ボタンで簡単にDPI設定を切り換え可能。9個のボタンには、付属のソフトでショートカットなどの動作を割り当てられ、FPS、MMOのどちらでも活躍できる製品です。左右対称のデザインで利き手を選ばず、1,000万回のクリックと250kmの使用という品質テストをクリアした耐久性の高さも魅力です。

  • センサー:光学式
  • 本体サイズ:W72×D115×H37mm
  • 重量:82g
  • 実売価格:2,000円前後

Razer「DeathAdder Elite」

  • Razer「DeathAdder Elite」

最近はゲーミング周辺機器だけでなく、ノートPCやスマホもリリースして勢いに乗っているRazer。同社の「DeathAdder Elite」はゲーミングマウスの大定番と言える製品です。手にフィットしやすいIE3.0クローン形状で、本体を親指と小指で持ち上げる「つまみ持ち」、手のひら全体でマウスを持つ「かぶせ持ち」のどちらでも使いやすいのが強み。100~16,000DPIの設定が可能で、ポーリングレートは最大1kHzに対応と十分に高い性能を持っています。クリックは5,000万回の押下にも耐え、7個のボタンには専用ソフトで機能の割り当てが可能です。

  • センサー:光学式
  • 本体サイズ:W70×D127×H44mm
  • 重量:105g
  • 実売価格:7,000円前後

SteelSeries「Rival 310」

  • 「Rival 310」

SteelSeriesのRivalシリーズも定番のゲーミングマウス。中でも人気が高いのが「Rival 310」です。DPIとほぼ同じ意味になるCPIは、100~12,000の値で設定可能。さらに3,500CPIまではマウスの動きと画面上のカーソルの動きを完全に一致させられる「1-to-1 tracking」に対応し、ブレのない正確な動作を提供します。ポーリングレートは最大1kHz。88.3gの軽さも特徴です。ボタンは6個で、専用ソフトで機能の割り当てが可能。また、ほぼ同スペックで左右対称デザインの「Sensei 310」も存在します。

  • センサー:光学式
  • 本体サイズ:W70.1×D127.6×H41.8mm
  • 重量:88.3g
  • 実売価格:9,000円前後

Corsair「HARPOON RGB」

  • Corsair「HARPOON RGB」

Corsair(コルセア)は、メモリや電源ユニットなどPCパーツメーカーとして名の知れたブランド。近年はゲーミングデバイスにも力を入れており、「HARPOON RGB」は低価格なゲーミングマウスとして人気です。最大解像度は6,000DPI、最大1kHzのポーリングレートとスペック面は十分。スイッチも2,000万回の耐久性を持ち、6個のボタンは専用ソフトで機能の割り当てが可能です。後部にはLEDがあり、DPI変更に合わせて色を変えられるので、現在のDPI設定が視覚的にわかります。重量は85gで、軽さを求めている人にも向いています。

  • センサー:光学式
  • 本体サイズ:W68.3×D111.5×H40.4mm
  • 重量:85g
  • 実売価格:3,000円前後

ZOWIE「EC2-B」

  • ZOWIE「EC2-B」

ZOWIE(ゾーイ)は、日本では液晶ディスプレイのメーカーと知られる「BenQ」のゲーミングブランドです。「EC2-B」はIE3.0クローンと呼ばれるシンプルなデザインにより、持ち方を問わずフィットしやすいのが強み。センサーにはハイエンドモデルでの採用例が多いPixart PME 3360を搭載しています。DPIは400~3,200の間で調整が可能。ポーリングレートは最大1kHz。同スペックでサイズが大きい「EC1-B」も発売されています。

  • センサー:光学式
  • 本体サイズ:W64×D120×H40mm
  • 重量:90g
  • 実売価格:10,000円前後

Cooler Master「CM310」

  • Cooler Master「CM310」

PCケースやCPUクーラーでおなじみのCooler Masterは、入力デバイスも数多く手がけています。「CM310」は2018年11月に発売されたばかりですが、手頃な価格でいきなり人気に。最大10,000DPI、最大1kHzのポーリングレートと十分な基本スペックを持っています。スクロールホイール、ロゴ、サイド部分には、イマドキのゲーミングデバイスらしくRGB LEDを装備。左右対称のデザインにより、利き手を選ばないのも魅力です。

  • センサー:光学式
  • 本体サイズ:W71.5×D127×H39.5mm
  • 重量:100g
  • 実売価格:3,500円前後

ASUS「Cerberus Fortus」

  • ASUS「Cerberus Fortus」

Cerberus(ケルベロス)はASUS(エイスース)のエントリー向けゲーミングブランド。「Cerberus Fortus」のボディは、優れた耐久性を実現するマグネシウム合金素材をベースに、重量を均一に分散することでスムーズな操作性を実現しています。最大5,000万回クリックの耐久性を持つオムロン製のスイッチ、DPIは500~4,000で調整可能、ポーリングレートは最大1kHzとスペックも十分。左右対称のデザインにより、利き手を選ばずオススメしやすい製品です。

  • センサー:光学式
  • 本体サイズ:W69×D125×H40mm
  • 重量:114g
  • 実売価格:3,900円前後

ROCCAT「Kone Pure Owl-Eye」

  • OCCAT「Kone Pure Owl-Eye」

ドイツのROCCAT(ロキャット)は2007年に設立されたゲーミングデバイス専門メーカー。独自の研究に力を入れており、「Kone Pure Owl-Eye」はPixArtの光学センサーを最適化して反応を高めています。88gと非常に軽量で、マウスを大きく素早く動かすプレイスタイルにもピッタリ。DPIは100~12,000の間を100刻みで調整が可能です。コンパクトな流線型のボディは、人間工学に基づいたデザインとなっています。マクロや設定を保存できる512KBのオンボードメモリも装備。

  • センサー:光学式
  • 本体サイズ:W70×D115×H39mm
  • 重量:88g
  • 実売価格:9,000円前後

ロジクール「PRO LIGHTSPEED Wireless Gaming Mouse」

  • ロジクール「PRO LIGHTSPEED Wireless Gaming Mouse」

ロジクールのハイエンド無線ゲーミングマウス「PRO LIGHTSPEED Wireless Gaming Mouse」は、有線接続のデータ転送速度を凌駕するワイヤレス技術「LIGHTSPEED」を採用。センサーには独自開発のHERO 16Kを備え、DPIは100~16,000で調整が可能です。さらに80gと驚異的な軽さながら、バッテリ駆動は約60時間(LED発光無効時)とゲームプレイに十分な時間を確保。無線給電が可能なマウスパッド「POWERPLAY」を組み合わせればバッテリ切れの心配はありません。高価ですが、それだけの価値があるマウスです。

  • センサー:光学式
  • 本体サイズ:W63.5×D125×H40mm
  • 重量:80g
  • 実売価格:17,600円前後

Corsair「SCIMITAR PRO RGB」

  • Corsair「SCIMITAR PRO RGB」

Corsairの「SCIMITAR PRO RGB」は、MOBA/MMO特化型のゲーミングマウス。左側面にはマクロ制御が可能な12個ものボタンを備えています。この12個のボタンは使い心地や手の大きさに合わせて前後8mmの範囲で位置調整可能というこだわりぶり。センサーはPixArtのPMW3367で、DPIは最大16,000。1DPI刻みで調整ができます。使用するマウスパッドの表面をスキャンして、センサーの状態を自動的に最適化する機能も用意。ポーリングレートは最大1kHzと十分です。

  • センサー:光学式
  • 本体サイズ:W77×D119.4×H42.4mm
  • 重量:147g
  • 実売価格:9,000円前後

ROCCAT「Nyth」

  • ROCCAT「Nyth」

ROCCATの「Nyth」は、左側面にある最大12個のボタンを自由に配置できるのが魅力。2ボタン分や4ボタン分をまとめるボタントップが用意されており、プレイスタイルやゲームの内容に合わせてボタン数を変更できます。さらに右側面のグリップも2種類が用意されており、使い心地に合わせて、取り換えられるのも特徴です。DPIは200~12,000で1DPI刻み調整が可能、ポーリングレートは最大1kHとセンサーも高性能です。

  • センサー:光学式
  • 本体サイズ:W78×D129×H44mm
  • 重量:120g
  • 実売価格:14,000円前後

Razer「Mamba Elite」

  • Razer「Mamba Elite」

Mamba Elite」は、LED発光が楽しめるRazer Chromaシリーズの最新モデル。側面、ホイール、天面のロゴなど計20カ所もの色を変更できるライティングゾーンを備え、細かな演出が可能です。さらに、オムロンと共同開発したRazer 5G高性能光学センサーを採用しており、最大16,000DPIをサポート。9個のボタンはそれぞれ個別にプログラムが可能です。耐クリック回数は5,000万回を実現。演出、性能、耐久性の三拍子が揃ったハイエンドマウスです。

  • センサー:光学式
  • 本体サイズ:W69.9×D125×H43.3mm
  • 重量:96g
  • 実売価格:13,000円前後

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