Mozillaは、10月23日(現地時間)にFirefoxの新バージョンとなる「Firefox 63」をリリースした。前バージョンの61からは、62.0.2~62.0.3がリリースされている(62.0.1はスキップされたようだ)。62.0.2では、以下の修正が行われた。

  • 未読のブックマークが、アドレスバーで再度、自動入力可能に
  • WebGLでのレンダリングの問題の修正
  • アンパックされた言語パックからの更新で、ブラウザが壊れないように
  • 言語パックが見つからない場合の起動時のフォールバックの修正
  • Windowsのstubインストーラからのプロファイルの更新で、ブラウザが再起動
  • Windowsで再起動を行うとウィンドウのサイズと位置が適切に復元
  • 新しい(まだリリースされていない)バージョンのFirefoxとプロファイルを共有してもクラッシュしない
  • 言語パックを使用している際は、検索エンジンの削除をアンドゥしない
  • 一部のWebサイトのレンダリングが修正
  • 廃止予定のTLS設定を使用して一部のサイトとの互換性を回復
  • macOSにおいて、複数のモニターを使用する場合、画面共有の問題を修正
  • セキュリティアップデート

ちなみに、セキュリティアップデートは中レベルが2つである。61.0.3では、以下の新機能の追加と修正が行われた。

  • さまざまなダイアログウィンドウ(アップロード、ダウンロード、印刷など)を開いた際の、MacOS Mojave(10.14)での問題を修正
  • macOSで暗号化されたビデオストリームを再生する際の問題を修正
  • セキュリティアップデート

セキュリティアップデートは、最高レベルが3つである。

Firefox 63のインストール

すでに自動アップデートが可能な状況になっているが、ここでは手動でアップデートする方法を説明する。Firefoxメニューの[ヘルプ]→[Firefoxについて]を開くと更新が自動的に開始される。[再起動してFirefoxを更新]をクリックする(図1)。

  • 図1 Firefox 63へのアップデート

アップデート後のFirefox 63は、図2のようになる。

  • 図2 バージョン62にアップデート直後のFirefox

新規に、Firefox 63をインストールする場合、FirefoxのWebページからインストーラをダウンロードする(図3)。

  • 図3 Firefoxのダウンロードページ

[今すぐダウンロード]をクリックし、保存したファイルをダブルクリックして、インストールを開始する(図4)。

  • 図4 Firefox 63のインストール

画面の指示に従い、インストールを進めてほしい。