近年は各メーカーから、「エアコン内部の清潔性」を重視したモデルが多く発売されています。エオリアも「オートクリーンシステム」と呼ばれるさまざまな方法で、エアコン内部の清潔性を維持しています。

ひとつめの内部清潔機能は、パナソニック独自のイオン技術「ナノイーX」です。ナノイーXは、防カビやウイルス抑制、除菌など、さまざまな効果があるイオン技術のこと。

ふたつめが「ホコリレスコーティング熱交換器」の存在。エアコン内部でとくに汚れが溜まりやすいのが、細かな凹凸の多い熱交換器です。熱交換器は金属の板をカットし、横にズラリと並べた形状のパーツ。金属をカットしただけの断面がざらざらとしており、汚れが吸着しやすいのです。そこでエオリアは、熱交換器の表面がツルツルになるようコーティング。ホコリが落ちやすい構造にしています。

  • パナソニック「エオリア」セミナーから

    左が熱交換器にコーティングしたもの、右がコーティングしていないもの。実験として10年分の汚れをつけてみると、コーティングしているほうがキレイなのがわかります

  • パナソニック「エオリア」セミナーから

    部屋に空気を送るファンも特殊加工されています。上から細かな発泡ビーズを落としたところ、コーティングした部分にはビーズがくっつきませんでした

最後の機能は「みはり」機能です。エアコンが一番汚れやすい環境は、エアコン内部が高温多湿になったとき。エオリアは「室温みはり」「カビみはり」といったセンサー機能を駆使して、自動運転を制御します。内部が汚れそうな状況になると、自動的に運転を開始してエアコン内部を乾燥させたり、ナノイーXを発生させたりします。新エオリアはさらに「ホコリみはり」機能を追加して、よりエアコン内部が汚れにくい制御をしているといいます。

  • パナソニック「エオリア」セミナーから

    高温多湿、さらにカビの胞子を作為的に多く散布した環境で、15日わざと汚れをつけたエアコン。左はナノイーXやカビみはりなど、すべてのオートクリーンシステム機能を使ったもの。右はナノイーXや「みはり」などの内部清潔機能を使わず放置したもの(コーティングは施されています)。上からエアコンの筐体、ファン、フラップ、熱交換器のパーツです

従来モデルの人気機能も健在

今回さまざまな新機能が搭載されましたが、もともとエオリアは高い機能性で評判のよいエアコンです。スタッフによると、なかでも一番「これがあってよかった」といわれるのが、以前から搭載している「エネチャージ」機能だそう。

通常、エアコンの暖房運転は、室外機内部の熱交換器を冷やす制御をします。このため、熱交換器に霜がつくと、こんどは霜を溶かすために「霜とり運転」が必要となります。室外機の熱交換器を温めて、室外機についた霜を溶かす運転です。

霜とり時は室内機の熱交換器が冷えるため、霜とり運転中の10分ちょっとの時間、室内が冷えてしまうのです。冬にエアコンを運転しているのに、急に室内が冷えることがあるのは、この霜とり問題がほとんどです。

エオリアに搭載されたエネチャージ機能は、蓄熱槽を作ってパワーを溜めて、温風を出しながら霜とり運転ができます。パナソニックによると、霜が付着しやすいのは、空気が乾燥しにくい-7℃~5.5℃未満の温度帯とのこと。日本国内ほとんどの地域で、エネチャージ機能は有効といいます。

  • パナソニック「エオリア」セミナーから

    -9℃の状態で会場に展示されていた室外機。熱交換器部分に霜がついて、一部が白くなっているのがわかります

  • パナソニック「エオリア」セミナーから

    室外機を0℃以下の環境に置き、エネチャージを搭載したエアコンと、非搭載のエアコンを比較。「室内機」の温度をリアルタイムで表示させるパネルを展示していました。緑の線がエネチャージ非搭載機。一瞬、温度が急激に下がっている部分がありますが、これが霜とりをしている状態。一方、青い線のエネチャージ搭載機には、大きな温度変化がありません