Windowsシステム評価ツールで確認したところ、プロセッサとメモリのスコアはいずれも9と好成績でした。ストレージ(HDD)のスコアは5.9で、ほかのコンポーネントに比べると低めですが、CrystalDiskMarkで確認したところシーケンシャルリードが130MB/s近いスピードで、ノート用の2.5インチHDDとしては十分な性能を持っていることがわかります。
PCの総合的なパフォーマンスをはかるPCMark 10では、3373というスコアになりました。Web閲覧やビジネスアプリなどを使うには十分すぎる性能です。
実際にOfficeを使用して作業してみましたが、WordやExcel、Power Point文書の編集を快適に行うことができました。たとえば、画像や図版、グラフ、イラストなどを多用した文書を複数開いてウインドウを切り替えたりしても、もたつきを感じることはなく、テキストの入力、画像や図版のリサイズ、PowerPointのアニメーションやトランジションの追加なども引っ掛かりを感じることなくスムーズに行えました。ただし、動画編集など負荷の高い作業は、動作に”待ち”が感じられるかもしれません。
持ち運びやすいコンパクトなACアダプタ
本機のように大きめのディスプレイを搭載したノートPCを持ち歩くことはあまりないかと思います。とはいえ、自宅や会社内で場所を移動して使用することはあるでしょう。そんな場合に気になるのがバッテリー駆動時間やACアダプターのサイズではないでしょうか。
本機に付属するACアダプタは、このクラスのノートPCとしてはかなり小型で、片手にすっぽり収まってしまいます。重量も約170gと軽量なので、本体と一緒に持ち運ぶ際も負担を感じることはありません。
バッテリー駆動時間は、公称では約5.6時間となっています。実際にバッテリーベンチマークソフト「BBench」を使ってバッテリー駆動時間を計測してみたところ、4時間24分という結果でした(電源プランはデフォルトのまま、電源モードは「より良いバッテリー」に、画面の明るさは「50%」に、BBenchは「60秒間隔でのWeb巡回」と「10秒間隔でのキーストローク」に設定)。
公称の5.6時間には少しおよびませんでしたが、”家庭内での持ち運び”という本機の主な利用シーンを考えれば満足できる結果です。
本機をさまざまなシチュエーションで使ってみて、便利に感じたのが、その豊富なインターフェイスです。