キヤノンは9月6日、レンズ交換式カメラ「EOS」シリーズ用のアクセサリーとして、小型で軽量な多機能ストロボ「スピードライトEL-100」を発表した。10月下旬の発売を予定しており、希望小売価格は22,800円(税別)。

  • スピードライトEL-100

    スピードライトEL-100

スピードライトEL-100は、2011年5月に発売された「スピードライト 270EX II」の後継モデル。初心者でも扱いやすいよう、自動発光機能をキヤノンの外部ストロボとして初搭載。操作系もシンプルに改良している。

最大ガイドナンバーは約26で、照射角はレンズ焦点距離24mm / 50mm(ともに35mm判換算)の画角に対応。バウンス角度は、上45度~90度 / 左60度~150度 / 右60度~180度で調整可能。発光部は左右に回転するので、カメラを縦向きにして撮影するときも天井バウンスを利用できる。光通信によるワイヤレスストロボ撮影が可能で、センダーとレシーバーの両方に対応。レシーバー設定をしたストロボを制御することで、ワイヤレスでの多灯撮影もサポートする。

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    バウンス撮影のイメージ

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    センダーストロボとして、レシーバーのストロボを制御できる

発光モードも多彩で、E-TTL II / E-TTL自動調光やマニュアル発光などに対応。連続撮影時にカメラ側のISO感度を上げ、ストロボの発光量を抑えて連続発光回数を増やす「連写優先モード(CSP)」や、1枚の写真の中で発光時の被写体の動きが複数映りこむような写真表現ができる「マルチ発光」なども備えた。 電源には、単3形乾電池×2本を使用。発光可能回数は約58回~400回。本体サイズは約W64.6×D71×H91.7mm、重さは約190g(電池別)。

なお、キヤノンのカメラやレンズなどで構成される「EOS システム」における外部ストロボの総称として、今回のスピードライトEL-100からは「EOS Lighting System(EL)」を採用することも合わせて発表された。