パナソニックは7月2日、レンズ一体型の高倍率ズームデジカメの新製品「LUMIX FZ85D」(DC-FZ85D)を発表した。2017年3月発売の「LUMIX FZ85」の後継機で、EVFや背面液晶の表示性能を高めて見やすさを向上したほか、被写体を見失ったときにズーム倍率を下げるズームバック機能を追加した。内蔵バッテリーの充電も、USB Type-Cに変更した。
価格はオープンで、予想実売価格は64,400円前後。発売日は7月26日。
35mm判換算で20~1200mm相当をカバーする光学60倍ズームレンズを搭載する、“ネオ一眼”スタイルのレンズ一体型デジカメ。センサーは有効1810万画素の1/2.3型の高感度MOSセンサー。レンズやセンサーなどの基本仕様は、これまでのLUMIX FZ85を継承しつつ、撮影をより快適にする部分の性能を引き上げた。
EVFは、約236万ドットのOLEDファインダー(倍率約0.74倍)に変更し、精細感を高めた。このEVFは、フルサイズミラーレス「LUMIX S5」などと同等。背面液晶も、約184万ドットの3.0型タッチパネル液晶に改良した。
新たに、望遠撮影時に被写体を見失った際、専用ボタンを押すとズーム倍率を一気に引き下げ、被写体の場所を確認しやすくするズームバック機能を追加した。ボタンは、シャッターボタンの後方に配置する。
加えて、内蔵バッテリーの充電用端子をUSB Type-Cに変更した。