パナソニックは8月30日、Vodafoneと共同で、「NB-IoT」を活用したIoT家電の実用化に向けた実証実験を、2018年秋をめどにドイツ・フランクフルトで開始することを発表した。
「NB-IoT(NarrowBand-Internet of Things)」は、省電力広域無線通信技術「LPWA(Low Power Wide Area)」の1つ。低消費電力で広域をカバーし、長寿命という特長を持ち、幅広い用途に適応する無線技術として注目されている。この機能を搭載した家電であれば、インターネット回線がない家庭でも、電源を入れればクラウドサービスが利用できるようになる。
検証の第1弾としては、NB-IoT通信機能を搭載したIoT家電の技術とビジネスモデルの確立を目的に、エアコンをターゲットに行う予定。将来的には多様な機器での検証も検討していくとしている。
なお、パナソニックは、日本においても、大手通信会社とともにLPWAを活用した常時接続IoT家電の実証実験を今秋より開始する予定だとしている。
