HowtoForgeに7月24日(米国時間)に掲載された記事「Linux zcat Command Tutorial for Beginners (5 Examples)」が、zcatコマンドの使い方を紹介した。zcatコマンドは圧縮されたファイルまたはデータを展開して標準出力に出力するコマンド。圧縮されたファイルやデータの中身をcatコマンドで見るようにして扱うことができる。
紹介されているzcatコマンドの主な使い方は次のとおり。
zcatコマンドの基本的な使い方
zcat ファイルパス
zcatコマンドとページャを組み合わせて使う方法
zcat ファイルパス | less
ページャ機能を備えた状態のzcat→zlessまたはzmore
zless ファイルパス
zcatコマンドで扱うことができる圧縮形式は実装によって異なっている。gzipやcompressで圧縮されたものだけを扱うものもあれば、bzip2やxzで圧縮されたデータも扱える実装もある。
ログファイルなど長期にわたって保管されるが、それほど頻繁にアクセスさせることのないデータファイルに関しては、デフォルトで圧縮された状態で保存されていることがある。zcatコマンドを利用することで、こうしたファイルを一旦ファイルに展開することなく中身をチェックするといったことが可能になる。