HowtoForgeに7月4日(米国時間)に掲載された記事「Linux basename Command Tutorial for Beginners (with Examples)」が、basenameコマンドの使い方を紹介した。主にシェルスクリプトなどを扱っているときに使うことがあるコマンドであり、パスからディレクトリ部分を取ったり、拡張子を取ったりする用途で利用するとしている。

紹介されている主な使い方は次のとおり。

basenameコマンドの基本的な使い方

% basename /path/to/ファイル名.拡張子
ファイル名.拡張子
% 

複数の引数を処理する場合には-aを指定

% basename -a /path/to/ファイル名.拡張子 /path/to/ファイル名2.拡張子
ファイル名.拡張子
ファイル名2.拡張子
% 

拡張子も取る場合には-sを使用

% basename -a -s .拡張子 /path/to/ファイル名.拡張子 /path/to/ファイル名2.
拡張子
ファイル名
ファイル名2
% 
  • basenameコマンドの実行例

    basenameコマンドの実行例

パスからファイル名部分を取り出すコマンドがbasenameだが、逆にパスからディレクトリまたは親ディレクトリ部分だけを取り出すdirnameというコマンドも存在している。basenameとdirnameを使うと、パスからファイル名またはディレクトリ名と親ディレクトリを個別に取り出すことができる。basenameやdirnameは毎日使うようなコマンドではないが、シェルスクリプトを作成する場合などに使うことがあるコマンド。