――撮影したのはiPhone 6sだそうですね?

Annaさん:はい、そうです。たまたま訪れる瞬間を撮り逃したくないので、iPhoneはいつも肌身離さず持っているようにしています。シャワーするときも寝るときも、24時間常に手の届く場所に置いていますね。周りの友人にも「いつもiPhoneを手にしているね。なぜバッグに入れないの?」と不思議がられるぐらい(笑)。

人生って、毎秒毎秒がステキな出会いの連続だと思うんです。何気なく家で過ごしていても、ふと窓を開けたらステキな瞬間が待ち構えているかもしれない。iPhoneは、そうした美しい瞬間をミスなく切り取ってくれるんです。私にとって、iPhoneは絶対に手放せません。

――最新のiPhoneではなく、iPhone 6sを使い続けている理由はあるのですか?

Annaさん:iPhoneって、それぞれの機種に味があると思うんです。2年前まではiPhone 5sを使っていて、これで撮影した写真を使った個展を開いたのですが、きれいな写真が撮れて満足してました。iPhone 6sの写真も味があって気に入っています。もちろん、一番新しいiPhone Xを使ってみたい、という気持ちはあります。

iCloudの存在が撮影の旅に安心感をもたらす

――iPhoneを選んだ理由は何だったのですか?

Annaさん:学生時代にグラフィックデザインをやっていたこともあり、1998年にノート型Mac(PowerBook G3)を買ってから、ずっとMacを使ってきました。アップル製品はシンプルで使いやすいんですよね。他のパソコンやスマートフォンも触りましたが、私にはちんぷんかんぷん(笑)。10年ほど前にiPhone 3Gを買ってから、スマートフォンはずっとiPhoneひと筋です。細かい部分までていねいに仕上げられたシンプルなデザインも好きですね。

私の生活は、もはやiPhoneなしには考えられません。朝は目覚まし機能で起きて、好きな人に電話をしたり、友達にメッセージを送ったり、マップを見たり、天気予報を見たり……と、すべてが満足で何も言うことはありません。

――iPhoneにまつわる失敗談はありますか?

Annaさん:これまで、iPhoneは1度だけなくしたことがあります。トルコに行っていろいろな街を撮り歩いていたのですが、たまたまバスで寝てしまったんです。目的地に着いてあわてて降りたのですが、iPhoneを持っていないことに気づいて……。探したけれど結局見つかりませんでした。撮影した旅の写真がすべてなくなったのが本当に痛かったですね。

それを機に、撮影した写真はすべてiCloudに保存するように心がけました。外国に行った際も、ホテルなどでWi-Fiを見つけて写真をこまめにアップロードするようにしています。万が一iPhoneを紛失しても、iCloudにアップロードしていれば安心できますからね。現在は2TBの容量(日本では月額1,300円)を契約していて、10万枚を超える写真を保存しています。iPhoneとiCloudの組み合わせは、旅の多い私の大事なパートナーといえますね。


「今後も、シルクロードに伝わる文化を撮り続けていこうと思います。それぞれの文化はとても個性があって、思ってもいなかったような出会いや感動がいっぱいあるんです。そういったハッピーな感動をできるだけ多くの人に伝えていくため、これからもiPhoneは手放しません」と語るAnnaさん。Annaさんがシルクロードへの旅に赴くたびに、iCloudの2TBのスペースは美しい写真で埋められていくことだろう。