MicrosoftのWindowsタブレット/PC「Surface」シリーズの新モデル「Surface Go」が、日本マイクロソフトからも正式に発表となった。米国時間7月10日にグローバル発表されており、数週間以内には日本でも予約受け付けが始まるということだったが、国内でもほとんど間髪を入れずに発表、日本時間7月12日から予約を開始し、8月28日の発売となる。
Surface Goの「発表会」を開催したのは「日本だけ」とのことで、発表会の様子は追ってお伝えするとして、まずはラインナップと価格、スペック概要をまとめよう。
モデルとしては、上位と下位の2モデル構成で、上位と下位の違いはメモリ容量とストレージ容量。下位モデルは4GBメモリ・64GB SSD、上位モデルは8GBメモリ・128GB SSDだ。なお、米MicrosoftのWebサイトでは、64GBストレージはeMMC、128GBストレージはSSDとなっている。2018年内にはLTE対応モデルも発売予定。
さらに、一般向けモデル、法人向けモデル、教育機関向けモデルが用意されるため、当初、全体では6モデルのラインナップだ(以下すべて税別参考価格)。
■一般向けモデル
・下位モデル:64,800円
・上位モデル:82,800円
■法人向けモデル
・下位モデル:52,800円
・上位モデル:70,800円
■教育機関向けモデル
・下位モデル:47,800円
・上位モデル:65,800円
一般向けモデルのOSは「Windows 10 Home (Sモード)」だが、無償で「Windows 10 Home」に変更できる。法人向けモデルと教育機関向けモデルは「Windows 10 Pro」だ。
米国発表のSurface Goは価格が399ドルからだったので、日本国内の価格を高く感じた人も多いだろう。日本の一般向けモデルについては、「Office Home & Business 2016」を標準で搭載していること(日本のみの仕様)と、為替などの影響を勘案して決定したとのことだ。
画面は10型1,800×1,200ドットで、背面の新型キックスタンドは最大165°まで無段階調整できる。タイプカバー、Surfaceペン(4,096段階の筆圧検知)はオプションとなる。Surface Go本体のスペック概要は以下の通り(米MicrosoftのWebサイトから)。
- 本体サイズ / 重量 : W245×D175×H8.3mm / 522g
- CPU : Intel Pentium Gold 4415Y(1.60GHz、2コア、4スレッド)
- メモリ : 4GB または 8GB
- ストレージ : 64GB または 128GB
- グラフィックス : Intel HD Graphics 615(CPU内蔵)
- ディスプレイ : 10型、1,800×1,200ドット(217PPI)、1500:1(コントラスト比)、10点マルチタッチ対応、Corning Gorilla Glass 3
- ネットワーク : IEEE802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth 4.1
- インタフェース類 : USB Type-C×1、microSD/SDHC/SDXCスロット、3.5mmヘッドホンジャック
- カメラ : フロント500万画素(Windows Hello対応)、リア800万画素(1080p動画記録対応)
- バッテリ駆動時間 : 最大約9時間
オプション(いずれも8月28日発売)
Surface Go Signature タイプ カバー
カラー:プラチナ、コバルトブルー、バーガンディ
税別参考価格 : 15,400円
Surface Go タイプ カバー
カラー:ブラック
税別参考価格 : 11,800円
Surface Go タイプ カバー 英字配列
カラー:ブラック
税別参考価格 : 11,800円
Surface モバイル マウス
カラー:グレー、コバルトブルー、バーガンディ、ブラック(法人向け)
税別参考価格 : 3,800円
USB-C - USB 3.0 アダプター
税別参考価格 : 2,400円
USB-C DisplayPort アダプター
税別参考価格 : 5,400円
USB-C Ethernet アダプター
税別参考価格 : 5,900円
24 W 電源アダプター
税別参考価格 : 5,400円