ドライブレコーダーの取り付けはそれほど難しくはありません。ドライブレコーダー本体に固定用の器具を取り付け、両面テープか吸盤でフロントガラスの上部に取り付ければOKです。ドライブレコーダーの取り付け位置は、保安基準により「運転者の視野を妨げず」「ガラス開口部の実長の20%以内の範囲」に取り付ける必要がありますので、その点は留意してください。

  • ドライブレコーダーは、フロントガラスの上部のミラーの裏など、運転の視界を妨げない位置に取り付けよう

電源はシガーソケットから給電できる機種がほとんど。配線の見た目にこだわらなければ、左右のピラーの脇にケーブルを通せばよいので、取り付けは数分程度で完了します。クルマのDIYに慣れた人ならば、内装を取り外したうえで内部に配線すれば、よりスッキリと仕上がります。

  • 電源はシガーソケットから給電するのが一般的。シガープラグをUSB端子に変換する電源アダプターとUSBケーブルが付属し、USB端子から給電できる機種もある

  • 配線は、フロントガラス左右のピラーに沿わせて配線すると目立たない。腕に自信があれば、内装をはがして配線するのもありだ。費用はかかるが、カー用品店で取り付けてもらう手もある

ただ、内装を取り外すのは多少コツがいりますので、慣れない人や面倒な人はカー用品店で作業を依頼してもよいでしょう。その場合、取り付け工賃は5,000円程度、作業時間は30分から1時間程度かかると見込んでおきましょう。

カメラ型なら、ドライブレコーダーの固定方法も重視したいところ。一般的なドライブレコーダーは、固定に両面テープか吸盤を利用します。吸盤タイプは、車の振動やフロントガラスの結露などの要因で、走行中に外れることがありますので、手間を省きたければ両面テープで固定するタイプがよいでしょう。ただ、旅先で借りたレンタカーでも使いたい場合や、取り付け位置をこまめに変えるのであれば、吸盤タイプを選びましょう。

  • あおり運転による事故の影響からか、近ごろはドライブレコーダーを前方だけでなく後方にも搭載し、後方を走るクルマの様子を記録する人が増えている。一部のメーカーからは、前方と後方を同時に撮影するドライブレコーダーや、後方専用の機種も発売されているが、通常のドライブレコーダーをリヤガラスに取り付けるのが手っ取り早い