パイオニアは4月18日、夜間や暗所でもしっかりと撮影できるドライブレコーダー「VREC-DZ500-C」と「VREC-DZ500」を発表した。発売は6月を見込む。価格はオープンで、推定市場価格はどちらも22,000円前後(税別)。

  • VREC-DZ500-C、VREC-DZ500

    写真左からVREC-DZ500-C、VREC-DZ500

VREC-DZ500-CとVREC-DZ500は、HD画質の車載用CMOSセンサーを内蔵し、夜間や屋内駐車場といった暗い場所でも、映像をくっきりと記録する高感度撮影「ナイトサイト」を利用できるドライブレコーダー。HDR(ハイダイナミックレンジ)機能とWDR(ワイドダイナミックレンジ)機能を同時に使用することで、明暗差の激しい状況でも、映像の白とびや黒つぶれを防ぐ。

  • VREC-DZ500-C、VREC-DZ500

    写真の左が従来モデル「ND-DVR40」で撮影した映像、右が「VREC-DZ500」で撮影した映像

さらに、LED信号機の点滅周期(東日本では1秒間に100回、西日本では1秒間に120回)に影響されにくいフレームレート(27.5fps)に対応。ドライブレコーダーのフレームレートとLED信号の点滅周期が重なると、信号機の色が黒く消えてしまうことがあるが、VREC-DZ500-CとVREC-DZ500は、LED信号機の青や赤といったライトの色をしっかりと記録する。

車を駐車して出かける場合のように、車から電源の供給が途絶えても、本体内蔵のバッテリーを使用して最大90分まで撮影スタンバイし、衝撃を検知した前後各30秒を記録する「駐車監視」機能を備えた。

VREC-DZ500-Cは車の車載バッテリーから、VREC-DZ500は車のシガーソケットから給電を行う。VREC-DZ500-Cについては、「駐車監視」機能で内蔵バッテリーを使い果たすと車載バッテリーによる給電に移行する。車を通常頻度で使用し、車載バッテリーを定期的に充電していれば、365日24時間、撮影スタンバイできるというわけだ。

記録媒体はmicroSDXCカード(最大128GB)で、録画ファイルは1分、3分、5分を選べる。ファイル形式はMP4。録画モードは720p HDR、720p、1280×960ピクセルの3種類。

Wi-Fiに対応し、スマホとの連携も可能。自分のスマホから、VREC-DZ500-CやVREC-DZ500がリアルタイムで撮影している映像、VREC-DZ500-CやVREC-DZ500のmicroSDXCカードに保存されている映像を視聴できる。

VREC-DZ500-CとVREC-DZ500の本体サイズはW75.8×H77.8×D42.5mm、重量は104g。カメラのF値は2.0、有効画素数は約130万画素で、画角は水平108度、垂直79度、対角144度。