カシオ計算機は3月21日(現地時間)、スイスのバーゼルで開催の時計と装飾の祭典「BASELWORLD 2018」に合わせて、高機能メタルウオッチ「EDIFICE」の新モデル「ECB-800」を発表した。IPブラックのベゼルをまとった「ECB-800DB-1A」、ベゼルとバンドがIPブラックの「ECB-800DC-1A」、ベゼルとバンドがシルバーの「ECB-800D-1A」をラインナップ。日本での発売は未定となっている。

  • カシオ、EDIFECE、ECB-800DB-1A

    IPブラックのベゼルを採用した「ECB-800DB-1A」

今回のECB-800は、大型で精細な液晶表示と、アナログ針、アナログインダイヤルという、コンビネーションフェイス。ラップ機能を充実させており、1/1000秒の単位でラップを測れて、200本までラップタイムを記録しておける。さらに、あらかじめ目標のラップタイムを設定しておくと、目標タイムの30秒前からカウントダウンを開始。次の周回を始めるタイミングをわかりやすくしたり、目標タイムとの差を把握したりといった使い方をサポートする。

そうして記録したラップタイムは、フェイスの大型液晶でグラフ表示が可能。ラップタイムの傾向を見たり、最速タイムをすばやく確認したりできる。

そのほか、インダイヤルで周回の平均速度を表示するなど、モータースポーツシーンにおける実用的な機能も装備した。ECB-800によって、レーシングチームにとってはタイムリーなオペレーション、ギャラリーにとってはより臨場感あるレース観戦を可能にするとしている。

Bluetoothでスマートフォンと連携する「Connectedエンジン」も搭載。スマートフォンを経由してタイムサーバーにアクセスすることで、世界中の正確な時刻を取得して、時計の時刻合わせが可能だ。ECB-800に記録したラップタイムなども、スマートフォンに転送して、専用アプリを使って分析できる。アプリにプリセットされた実際のサーキットコースを選んでラップタイム計測の距離を設定したりと、ECB-800の機能を詳細、簡単に使えるようになっている。