東芝クライアントソリューションは15日、同社製PC「dynabook」の2018年春モデルとして、12.5型コンバーチブルPC「dynabook V」シリーズ3機種を発表した。上位2機種では第8世代Intel Coreを搭載。指紋センサーも全機種に備えた。
発売は上位2機種が2月上旬、それ以外が1月19日。価格はオープンで、店頭予想価格は税別170,000円前後から。
「dynabook V」シリーズは、堅牢性や長時間駆動が特徴の液晶回転型の12.5型コンバーチブルPC。2018年春モデルのラインナップは「dynabook V82」「dynabook V72/F」「dynabook V62/F」の3機種で、上位2機種に第8世代Intel Coreプロセッサを採用。また、本体色を刷新し、新カラーとしてオニキスブルー、プレシャスシルバーの2色を投入した。
ソフトウェア面では、春モデル共通機能となるスマートフォン連携機能「データムーバー」を搭載する。撮りためた写真や動画を、スマートフォンとPCで相互に一括送信できる機能で、ペアリング操作やサインインが不要で手軽に使えることが特徴。
「データムーバー」では、送信機側に表示されるPINコードを受信機側で入力することで、専用アプリをインストールしたスマートフォンと、同社製PCで手軽にデータを共有できる。スマホ側でデータを受信する場合はPINコード以外に、QRコードでの読み取りも行える。
dynabook V82/F
「dynabook V82」の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-8550U(1.80GHz)、メモリが8GB、ストレージが512GB SATA SSD、グラフィックスがIntel UHD Graphics 620(CPU内蔵)、ディスプレイが12.5型ワイド液晶 (1,920×1,080ドット)、光学ドライブが非搭載など。ディスプレイはタッチ対応で、専用のデジタイザペンが付属。Webカメラは顔認証が行え、指紋認証センサーも搭載する。
インタフェースはUSB Type-C(Thunderbolt 3対応)×1、USB 3.0×1など。付属のUSB Type-Cアダプタを接続すると、1000BASE-T対応有線LAN×1やHDMI×1、D-Sub×1、USB 3.0×1も使用できる。通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN、Bluetooth 4.1など。
本体サイズはW299×D219×H15.4mm、重量は約1,099g。バッテリ駆動時間は約16.5時間(JEITA 2.0)。Office Home & Business 2016が付属する。店頭予想価格は税別210,000円台半ば。
dynabook V72/F
「dynabook V72/F」は第8世代のIntel Core i5-8250U(1.60GHz)を搭載し、V82から顔認証センサーが省かれている。このほか、主な仕様はV82とほぼ同等だが、ストレージは256GB SSDとなる。店頭予想価格は税別190,000円前後。
dynabook V62/F
「dynabook V62/F」では、第7世代Intel Coreプロセッサを搭載。主な仕様は、CPUがCPUがIntel Core i3-7130U(2.70GHz)、メモリが4GB、ストレージが256GB SSD、グラフィックスがIntel HD Graphics 620(CPU内蔵)、ディスプレイが12.5型ワイド液晶 (1,920×1,080ドット)、光学ドライブが非搭載など。ディスプレイはタッチ対応だが、デジタイザペンは付属しない。
インタフェースや本体サイズ、重量はV72と同等。顔認証センサーは搭載せず、指紋認証センサーのみを備える。バッテリ駆動時間は約17.0時間(JEITA 2.0)。店頭予想価格は税別170,000円前後。