Intelは1月8日(米国時間)、次世代のコンピューティング技術として、49量子ビットの超伝導テストチップ「Tangle Lake」(開発コード名)の開発に成功したことを発表した。

量子コンピュータは、従来型のコンピュータが処理できない問題を解決する可能性を秘めているが、そのためにはより多くの量子ビットを扱う必要があり、同社では、将来的な量子コンピュータの実現に向けた取り組みとして、超伝導量子回路による手法のみならず、シリコン中のスピン量子ビットを用いた量子回路の研究も行っているとしており、こちらについては、すでに300mmウェハによる製造プロセスでの製造フローを開発済みとしている。

  • Intelが開発した49量子ビットのテストトップ「Tangle Lake」

    Intelが開発した49量子ビットのテストトップ「Tangle Lake」 (C)Walden Kirsch/Intel Corporation)