LINEを使った「家族の様子を教えて」は、特に気に入っている機能です。これは、Xperia Hello!に搭載されているカメラを使って、外出先でも家の中の様子がわかる機能。以前、別メーカーの見守りカメラを設置し、いつでも家の中の様子を見られるようにしたのですが、子どもたちから「見張られているようで気持ち悪い」と不評でした。

その点、Xperia Hello!は見張っている感じはありません。家族の様子を知りたいときに、スマートフォンから(Xperia Hello!とつながった)LINEで「家族の様子を知る」をタップすると、「1分前におとうさん、4分前にともきくん(息子)、15分前にあすはちゃん(娘)を見かけました」といった内容を文字で教えてくれます。

これはカメラで顔を見分けられるからこそできる機能で、仕事がひと段落してサッとLINEをタップすると家族の様子がわかるので安心です。

  • こちらはXperia Hello!側ではなく、スマートフォンの画面。このように「家族の様子を聞く」をタップすると、家族が部屋にいるのかどうか、知ることができます

また、「周囲を撮影して」というと、その場で撮影することを音声で伝えてから360度撮影、8枚撮影してLINEに送ってくれます。これなら「これから写真が撮られる」と伝わるので、「いつ見られているかわからない」という、見張られている感じはないようです。個人的には「家族の様子を聞く」で十分ですが、「周りを撮影する」を使えば子どもたちの様子がビジュアルでわかるので、より安心です。カメラで室内を映し、常に子どもたちの状況を知りたいというわけではないので、ほどよい距離感がちょうどいいなと思いました。

そしてXperia Hello!は個人の顔を認識して、知っている人を見つけたときにそれぞれにメッセージを届けてくれる機能を備えています。

冒頭で書いた話とつながってくるのですが、スマートフォンからメッセージを送っておけば、Xperia Hello!はカメラで息子の顔を認識したときに「ともきくん、メッセージが届いています」とお知らせします。そして、こちらの伝言を「音声」で伝えてくれるので、すぐに息子は用件を知ることができます。こちらも帰ってくるタイミングを見計らって電話をする必要がなく、仕事に集中することができました。これは本当に便利!

電話や動画メッセージはSkypeを利用

このほか、「お父さんに電話」と話しかけると、Skypeで音声通話・ビデオ通話が可能です。また「お父さんに伝言」と話しかけると、ビデオ伝言により、動画でメッセージを残すことができます。

スマートフォンなどが操作できなくても、「ハイ、エクスペリア。お母さんに伝言をお願い」といえば、映像でメッセージを送れるので、小さな子どもでも親宛てに伝言を送ることができるのは便利ですね。

  • 「ハイ、エクスペリア。おとうさんに電話して」というとSkypeを通じて電話してくれます。これならスマートフォンを持たせていない子どもでも電話がかけられます

電話やビデオ通話、ビデオ伝言はSkypeを利用するので、これらの機能を使うのであれば、LINEに加えてSkypeアカウントの設定もしなければなりません。独自のサービスではなく、他社のサービスを使っているため、必然的にアカウントが分かれてしまいます。こういったサービスを利用していない方にとっては、少々戸惑うかもしれません。

  • 話しかけると、話す方に向いてくれます。子どもも「かわいい」と喜んでいました