幕張メッセで行われている東京ゲームショウ2017(TGS2017)の日本HPブースでは、日本HPのゲーミングPCによる試遊台が計23台用意されており、最新ゲームを存分に試すことができる。また、特設ステージでは同社ゲーミングPC「OMEN by HP」シリーズの紹介などが行われていた。

TGS2017初参加となる日本HPのOMEN by HPブース

日本HPが従来からあるゲーミングPCシリーズを「OMEN」ブランドとして一本化したのは2016年だが、2017年夏にはシリーズ製品を大きく拡充し、加えて実際に見る機会が少なかった最上位サブブランド「OMEN X by HP」も拡大した。

試遊台はステージの左右に5台づつ、タワー型ゲーミングPC「OMEN by HP Desktop 880(液冷モデル)」に、MMOFPS「PUBG」(PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUND)と、対戦型FPS「レインボーシックス シージ」がプレイできる環境が用意されていた。

このほか、最新のOMEN X by HPシリーズとしてバックパック型PC「Compact Desktop P1000」も展示されており、実際に製品を背負う体験が可能だった(背負うだけでゲームなどは行えない)。

ステージの左右に5台のOMEN by HP Desktop 880を配置。PUBGとレインボーシックス シージの試遊が可能

入口に近いエリアでは3台のPCを使ってPUBG、SUPERHOT、OverWatch、World of Tanksの試遊が可能。ゲーミングノートPC「OMEN by HP 15」「OMEN by HP 17」が用意されていたが(左)、World of Tanksの試遊は1台「OMEN X by HP Compact Desktop P1000」と「OMEN by HP 35 Curved Display」という豪華仕様も(右)

キューブ型PC「OMEN X by HP P900」を使用した、レーシングゲーム「PROJECT CARS 2」試遊台も用意。こちらは現行モデルで新製品ではないそうだ

ブース正面には発表されたばかりの新製品を含むOMEN X by HPが勢ぞろい

初日のステージでは、日本HP パーソナルシステムズ事業本部 クライアントビジネス本部 コンシューマー製品部 プロダクトマネージャーの森谷智行氏が、OMENシリーズの製品ラインナップを紹介した。

株式会社 日本HP パーソナルシステムズ事業本部 クライアントビジネス本部 コンシューマー製品部 プロダクトマネージャーの森谷智行氏

12日に発表された最新ラインナップ。OMEN X by HPが強化されたのがわかる。また夏の発表でディスプレイや周辺機器が大きく強化されている

紹介はOMEN X by HPが中心。17インチノートPC「OMEN by HP 17」のウリはオーバークロック可能なCPUとオーバークロックされたGeForce GTX 1080

OMEN by HP 17では2.5mmストロークのメカニカルキーボードを搭載。もちろんフルイルミネーションで、マクロ機能あり

LCDは120HzでゲーミングノートPCにふさわしい。もちろんG-SYNC対応だ

OMEN X by HP 900-200は見た目こそあまり前世代とかわらないキューブ型デザイン。これは発熱するパーツを分離し、エアフローの改善を狙ったためだ

バックパック型PC「OMEN by HP Compact Desktop P1000」もオーバークロック可能なCPUとオーバークロックされたGeForce GTX 1080を使用する

「単なるVR用背負いPCではもったいない」というフィードバックからデスクトップでも使用可能なデザインに変更されたという

豊富なオプション……ではなく、ここに載っているすべてのパーツが同梱された状態で販売される予定となっている

新型のOMEN by HP Desktop 880は性能だけでなくエアフロー面でも強化。「(カッコイイ)ケースだけ売ってくれという話がありますが、その予定はありません」

OMEN by HP 15はMax-Q Designで小型ながら良好なパフォーマンスを実現。これらもG-SYNC対応の120Hz液晶を搭載している

「歌って踊れるゲーマーアイドル」古川未鈴さんによるVR体験ステージも!

特設ステージでは、でんぱ組.incの古川未鈴さんが、背負う事もできるデスクトップPC「OMEN X by HP Compact Desktop P1000」(P1000)の魅力を語るステージも開催。でんぱ組.incはそれぞれ得意な「オタ分野」があり、古川さんの得意分野は「ゲーム」。そしてイメージカラーも赤と、OMEN by HPと同じことから起用されたようだ。

でんぱ組.incの古川未鈴さん。すでにP1000を装着して登場。ショルダーハーネスにはViveをかけられるリングがあるので、腰にViveが付いているような状態となっている

ステージでは、ケーブルレスでVRヘッドマウントディスプレイ「HTC Vive」が存分に楽しめることを紹介。古川さんは、まず練習を兼ねてディスプレイケーブルをP1000に接続し、ステージ上で観客にゲーム内容を見せながらゲーム(SUPERHOT)をプレイ。その後ケーブルを外した本来のケーブルレス状態で、再度プレイをしてみせた。

頑張れば一人でもViveの装着が可能だが、ここでは補助が入っていた

戦闘開始。体験したゲーム「SUPERHOT」の内容は、空間上の赤い敵の攻撃を避けつつ倒すというもの

Viveにはこのように表示されている。ちなみにこのゲームは自分が動かないと時が進まないので考える時間があるのがポイントだ

古川さんが自己解説を入れつつゲームを進めていくが、結構難しいらしく数回死亡

「幕張に帰ってきました!」

未鈴さんは9月19日が誕生日。ということで記念の花束を贈呈。赤いバラがP900のひし形をモチーフにしているそうだ。ステージアシスタントのOMEN'sとXポーズで記念撮影