ベンチマークで性能をテスト

ベンチマークによるテストも行なった。試したのはGeekbench 4ベンチマークとAnTuTuベンチマーク。結果は以下のとおりだ。

Geekbench 4
Single-Core Score 665
Crypto Score 444
Integer Score 692
Floating Point Score 417
Memory Score 1033
Multi-Core Score 1853
Crypto Score 1779
Integer Score 2379
Floating Point Score 1477
Memory Score 1254
COMPUTE 1227
AnTuTu
総合 37854
3D 4698
3D[孤立] 2610
3D[ガーデン] 2088
UX 15666
UXデータセキュリティ 4563
UXデータプログレス 2064
UX戦略ゲーム 3106
UX画像処理 3607
UX I/Oパフォーマンス 2326
CPU 12652
CPU算数 2954
CPU共通のアルゴリズム 4441
CPUマルチコア 5257
RAM 4838

やはり最初にスペックを紹介したときに予想したとおり、エントリーからミドルクラス付近といった数値が出ている。とはいえ動作にもったりしたところはなく、特に問題に感じることはなかった。

次に、バッテリーの駆動時間をチェック。ちょうどよいベンチマークアプリがなかったので、Amazonプライムビデオで連続ドラマをWi-Fi経由で実際に視聴し続けるという、バッテリーテストなのか筆者の体力テストなのか区別が付かなくなる方法でテストした。輝度とボリュームは最大に設定。Bluetoothはオフ、省電力設定は「パフォーマンス」を選択。結果は、7時間45分ほどでバッテリー残量が0になり自動的にシャットダウンとなった。VODを一晩中楽しめるということである。これは十分すぎる駆動時間だ。

美しい画質とステレオスピーカーで動画鑑賞にもってこい

実際に触ってみた感覚とベンチマークの結果を総合すると、ZenPad 10はヘビーな使い方は厳しいかもしれないが、一般的なネットサーフィンや動画鑑賞にはもってこいのタブレットと言える。

液晶は美しく、音響面はDTSテクノロジーによりタブレットながら高い性能を持っているので、VODサービスにぴったりだ。バッテリー駆動時間の長さも魅力的である。直販価格こそ税込で35,424円となっているが、店舗での実売価格は3万円を切っているところもある。手ごろなタブレットとしてはオススメの一台だ。