パナソニックは8月28日、4K対応液晶テレビ「VIERA EX850」を発表した。発売は10月20日。価格はオープンで、推定市場価格は、60型の「TH-60EX850」が410,000円前後、55型の「TH-55EX850」が340,000円前後、49型の「TH-49EX850」が300,000円前後 (いずれも税別)。

EX850

EX850は、2016年に発売された高音質モデル「DX850」の後継機で、ハイレゾ再生に対応。総合出力100Wの3Wayスピーカーを搭載し、構成はツイーターが12.5W×2、ミッドレンジが12.5W×2、ウーファーが25W×2となっている。また、重低音が前方から響くよう、独自の音導管構造を採用している。

テクニクスのHi-Fiオーディオ向けフルデジタルアンプ「JENOEngine」を搭載。ジッターや位相特性のズレを抑え、キレのあるクリアな音を実現するとしている。部品や回路基板も進化しており、テクニクスブランドの製品にも使われるオーディオグレードのパーツを採用。電源回路もスピーカーごとに分離させた。チューニングもテクニクスの開発スタッフが担当しており、官能評価と独自の音響解析システムの組み合わせで、理想的なテレビサウンドを実現したという。

サウンドの表現力は、ベルリン・フィルとの協業によりブラッシュアップされた。コンサート映像配信サービス「デジタル・コンサートホール」をよりリアルなサウンドで楽しめるよう、同サービスの録音プロデューサーとコラボレートし、音声モード「ミュージック」を特別にチューンアップしている。

高画質技術は、進化した「ヘキサクロマドライブ」を搭載。高輝度パネルとの組み合わせにより、映像を明るく鮮やかさに表現するほか、肌色の表現力などもアップしている。

スマート視聴機能「アレコレチャンネル」も採用。放送中のテレビ番組、録画番組、有料動画、無料動画、キーワード検索などをひとつの画面で一覧表示し、各コンテンツをワンクリックで呼び出せる。放送済みの番組も表示する「過去未来番組表」も利用可能だ。

チューナーは地上/BS/110度CSデジタル×3基を搭載。放送番組を視聴しながら、2つの裏番組を接続したUSB HDDに録画できる。インターネット動画は、Netflix、Amazonビデオ、dTV、ビデオパス、YouTube、アクトビラ、ひかりTVなどに対応。端子は、HDMI×4、ビデオ入力×1、光デジタル音声出力×1、ヘッドホン/イヤホン×1、有線LAN×1、SDカードスロット×1、USB×3を装備している。