使ってすぐ、家族の咳が出なくなった

使い始めて最初に実感したのは、空気清浄機としての能力。寝るときには、布団を動かすためどうしてもホコリがたちますね。そうなると、家族が咳やくしゃみをすることが多かったのですが、蚊取空清を寝室に置いてみると、めっきり減りました。寝ているときも、寝返りをうつと咳き込んだりしていましたが、蚊取空清をつけっぱなしにしたおかげか、寝ているときの咳もほとんどなくなりました。また、子どものおむつ替えなどニオイが出る場面も、いつもよりニオイを感じなくなる時間が早くなったような気がします。

前面のきれいモニターが空気の汚れを知らせます。きれいな時は緑、汚れている時は赤。青いランプは「プラズマクラスターイオンサイン」

本体がブラックだからなのか、「きれいモニター」も「プラズマクラスターイオンサイン」も、とても明るく感じます。日中は確認しやすくてよいのですが、寝るときは眩しいくらいです。寝室で使用するときは、モニターを消灯して使用していました。

つけっぱなしの使用がオススメ

実際に使いながら、蚊の動きを観察してみました。まず、活発に動く2歳児がいる部屋です。蚊は蚊取空清の方に行くか?と期待していたのですが、実際は子どもの方に寄って行きがちでした。一方、大人だけがテレビを見ているときなどは、蚊は大人よりもむしろ、テレビと蚊取り空清の周辺を行ったり来たり。

体温が高めで汗をかきやすい子どもがいると、蚊が好んで寄っていくようです。やはり、本物の血の魅力には勝てないのか!?と悩み、作戦を変えてみることに。

3週間使ったプレフィルターにはホコリがたくさん!

蚊取空清の仕組み上、薬剤のような即効性を期待して使うというよりは、罠を仕掛け、時間をかけて蚊を捕獲するという使い方になります。飛んでいる蚊を即座に捕獲するわけではないし、100%捕獲するわけでもないので、子どもでも大人でも蚊に刺されてしまう可能性があります。

試行錯誤した結果、筆者オススメの使い方は「人がいないときにも蚊取空清を使うこと」。例えば、コバエや蚊が多い玄関、蚊の侵入を防ぎたい寝室などに蚊取空清を設置しておきます。人がいないので、蚊を蚊取空清に誘導しやすくなり、捕獲が期待できるわけです。

この日はコバエらしき虫を捕獲

一般的な話になりますが、空気清浄機は部屋全体の空気をきれいにするため、24時間365日つけっぱなしにすることがよいとされています。寝室なら部屋の空気をキレイにすることで、快適な眠りの環境づくりになります。玄関なら、花粉や靴のニオイなどの対策にもなりますね。

蚊取空清をつけっぱなしにすることで、空気のキレイにすることができて、さらにコバエや蚊の捕集まで期待でき、より快適な環境づくりに役立ちます。ちなみに、蚊取空清の1時間あたりの電気代は、約1.35円(※)です。24時間つけっぱなしにしても約32.4円/1日で済みます。

※新電力料金目安単価27円/kWh(税込)で算出、メーカーページより。

一戸建てなど、蚊がよく入る家に向いている

筆者の自宅はマンションで、もともと蚊やコバエが少ないのです。そのため、期待したほど蚊を捕ることができず、少々残念な結果となってしまいました。昆虫採集に出かけて収穫が少なかったような感覚です。

しかし、空気清浄機の本質機能である、清浄機能にはとても満足しています。蚊取空清は、木造住宅や、庭に面した部屋など、もとから蚊が多い環境の家なら、十分に捕獲が期待できそうです。そういう意味では、都心部よりも郊外の住宅により向いている製品かもしれません。