目玉商品以外にも掘り出し物も

今回の目玉商品は事前にいくつか公開されていたが、特に注目なのがPascal世代のNVIDIA TITAN Xを2基搭載したゲーミングPC「MASTERPIECE i1710PA1-SP」で、通常価格が税込701,784円のところ、なんと73%オフの税込170,000円で提供すると告知されていた。

セール開始前の会場

目玉の「MASTERPIECE i1710PA1-SP」。やはり先頭集団にいた人が購入したそうだ

一方で、会場を見てみると、例えば28型4Kディスプレイが7,000円、Windows Phoneとして話題をさらったMADOSMAが10,000円で販売されるなど、目玉商品以外にもお得な「掘り出し物」が豊富に取り揃えられていた。

今回から「整備品」や「キズ品」「デモ使用」など"訳あり"の理由を示すシールが貼られていることもポイント。ユーザーが購入する目安となる

手前の24型フルHDディスプレイは5,000円、奥の28型4Kディスプレイはなんと7,000円

ワンセグ搭載の7型ディスプレイは1,000円

Windows Phone「MADOSMA Q601」が10,000円で販売。思わず自分の財布を確認してしまった。買えなかったのだが

また、今回はPC本体とディスプレイだけでなく、PCパーツの単体売りや周辺機器も用意。古い世代のCPUやグラフィックスカードなどもあったが、用途によってはまだまだ使えそうなスペックのものも多く、商品のリストを眺めているだけでも面白い。

今回は周辺機器やPCパーツの単体販売も

リストから選んで購入する方式。よく見るとノートPC向けCPUなど、ちょっと使いどころに迷うものも

Haswell世代のXeon E5-2620 v3なんてものも

ねらい目はグラフィックスカード。古い世代のものだが十分使える

いよいよセール開始

6時となり先頭から順に会場入り。混雑を避けて20人から30人くらいの単位で入場していく。筆者は180番台だったが、およそ20分程度で売り場に入ることができた。

いよいよ入場

売り場は人がひしめいている

驚いたのは、開始からそれほど時間がたっていないのにもかかわらず、半分弱くらいの製品が手に取られていたことだ。会場奥に置かれていたディスプレイの一角はほぼなくなり、PCをが置いてあった棚も空きが目立っていた。「セールの魔力」のすさまじさを感じた。

一角に積まれていた製品もあっという間に買われていく

パーツ売り場も盛況

パーツや周辺機器の方も盛況のようで、PC本体の会計を済ませてからもパーツを見るという人も多く、関係者に話を聞くと「来年も実施したい」とのこと。予定されていたセールの時間は6時から11時までだったが、9時45分くらいには終了。あっという間の4時間弱だった。

今年も盛況に終わった「訳ありセール」。年に一度の「祭り」としてすっかり定着した感があるが、整理券の事前配布やパーツの販売など、新たな取り組みで年々進化している。来年はどんなセールになるのか、いまからすでに楽しみだ。