NECは7月28日、ジョージア(旧グルジア)のシステム構築事業者であるCapital Systemsと共同で、ジョージア内務省に顔認証を活用した街中監視システムを提供すると発表した。同システムは、同年6月から稼働を開始しており、首都トビリシをはじめとするジョージアの主要都市に設置される400台の監視カメラと連携する。

街中を監視する「Joint Operations Center」

同システムは、カメラ映像向けリアルタイム顔認証ソフトウェア「NeoFace Watch」を活用している。監視カメラに映った人物と、監視リストに登録された容疑者や要注意人物などの写真をリアルタイムに照合し、高速かつ高精度に人物の特定が可能。これにより、犯罪への早期対応や犯罪防止、犯罪捜査の効率化などが期待できる。

ジョージアでは、治安のさらなる向上に向けたプロジェクト「Safe City, Safe Region, Safe Country」を推進しており、同システムの導入はその取り組みの一環。なお、ジョージアでは今後、全国に数千~数万台のカメラの追加導入も計画しているという。