シャープは7月17日(米国時間)、米Hisenseに対して特許侵害訴訟を提起した。Hisenseのスマートテレビについて、シャープが保有する無線LAN関連特許を侵害していると指摘している。

Hisenseのスマートテレビ「HJ50N5000」

シャープは、Hisenseグループが米国で製造販売するスマートテレビについて「当社が保有する無線LAN関連特許を侵害している」「当社特許を侵害する製品が販売されていることを放置している」と指摘し、訴訟を提起した。

具体的には、「無線信号を送受信する通信部材」「直交周波数分割多重(OFDM)信号の送受信、回路構成」「多数の無線ローカルエリアネットワーク(LAN)、周波数帯域、無線局、及び無線制御方式」などに関する技術が特許侵害の対象であるとしている。

シャープはHisenseグループに対し、特許侵害の認定と損害賠償、特許を侵害した製品が流通することを故意に放置したことの認定と損害賠償、該当製品の製造や販売を永久に差し止めることを求めている。