Q3.ブラウザは今後どうなっていくべきか

【ひとこと回答】

  • jigブラウザ……見えない存在になっていくべき
  • Vivaldi……今後も不可欠
  • Sleipnir……ウェブであることすら意識させないデザイン
  • Smooz……アプリの世界とウェブの世界の距離がどんどん縮まっていく

次のテーマは「ブラウザは今後どうなっていくべきか」。

加藤氏(Smooz):アプリの世界ではダウンロードに大きな問題がある。この情報知りたい、という時にアプリをDLしないといけない。特定のアプリがほとんどのトラフィックを占め、残りを数万のアプリが取り合っている。使われてないアプリも多くある。そこを解決する手段のひとつとして、GoogleのProgressive Web Apps(ブラウザのタブで表示してすぐに利用することができ、インストールの必要がないWebアプリ)や、Instant Apps(アプリの特定の機能のみを実行できる"簡易版"。こちらもアプリのインストール操作は不要)などが出てきている。これは正しいアプローチだと思う。今はどうやってそこにアプローチしていこうか考えるところ。

福野氏(jigブラウザ):ブラウザはの歴史は検索の歴史と一緒。セマンティックWeb(Webの情報ソースに意味を付与することで、コンピュータが情報を自律的に解釈し、有用に作業を行う考え方)の世界は、"検索"がなくなる世界。なので、ブラウザはなくなる(見えない存在になる)。うちはスマホのブラウザ競争からは降りているので(笑)。やるならハード作らなきゃと、IchigoJamをやっている。

(※jig.jpではプログラミング専用ボードPC「IchigoJam」のライセンス販売や、IchigoJamを活用した子ども向けイベントを実施している)