Q2.サードウェーブのブラウザたちはどんな風にに使われているのか

【ひとこと回答】

  • jigブラウザ……ガラケーからのウェブアクセス手段として
  • Vivaldi……マルチタスカー
  • Sleipnir……こだわりのある人々に使われている
  • Smooz……1日に見られるページ数 約100ページ 平均滞在時間 5秒程度

次のテーマは「サードパーティのブラウザはどう使われているのか」。

加藤氏(Smooz):今は、Webの見られ方が"ソーシャル時代ならでは"のものに変わってきている。情報がザッピングに近い状態でバババッと見られていく。PCのWebブラウザでは、リンクを次々とバックグラウンドで開いていって、つまらなかったらショートカットで次々消していける。でもアプリではそうはいかない。タイトルを見て面白そうか判断して、(リンクを押して)行ってみたら面白くなかった、というのはすごいフラストレーション。これを解消するためSmoozを作り、ユーザーに受け入れてもらっている。

松野氏(Sleipnir):Sleipnirはタブ操作や使い方にこだわりのある人に使われている。実際に使っているユーザーと会う機会があるが、「タブをこうして使っている」という声をもらう。その中には、タブを500も開いて使っている人もいた。どうやって開いているかもわからないが(笑)、Sleipnirは500タブを開いても落ちないよう作っている。

冨田氏(Vivaldi):マルチタスカーに非常に使いやすいブラウザだと思う。人気のある機能のひとつが「サイドパネル」。メイン画面の隣にサブ画面を表示できる機能で、メインパネルで動画を見ながら、サイドパネルでTwitterを表示したり、Facebookを開いたりできる。ブラウザゲームをしたり、動画を見たりしながらTwitterをする、そういう使い方をしている人が多い。

福野氏(jigブラウザ):タブで言えば、jigブラウザは2005年からタブ化している。