ワイヤ・アンド・ワイヤレスとKDDIは、富士山の開山期間に合わせ、無料のWi-Fiサービス「富士山 Wi-Fi」を、2017年7月から提供すると発表した。合わせてKDDIは7月4日から、富士山頂で4G LTEのエリア化を実施する。
富士山 Wi-Fiは、富士山の全山小屋49か所および、富士山静岡空港の1F総合案内所で利用できる無料Wi-Fiサービス。エリアは富士山五合目以下の地域の民間企業、施設とも連携し、拡大を図る予定だ。
大規模災害発生時に利用できる統一ネットワーク名「00000JAPAN」のサポートに加え、Wi2が提供する訪日外国人向けアプリ「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」にも対応。「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」の利用者は自動的にWi-Fiに接続し、インターネットを利用できるようになる。auスマートフォン利用者も「au Wi-Fi SPOT」として利用できる。
「富士山 Wi-Fi」の提供期間は2017年7月~9月上旬で、各山小屋の営業期間中がめど。富士山静岡空港では通年で利用できる。
接続は、SSID「Fujisan_Wi-Fi」を選択後、ブラウザを起動しメールアドレスを入力するかSNSのアカウントを使ってログインすると行える。対応言語は、日本語、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、タイ語、ポルトガル語の7種類。
4G LTEは富士山頂に加え、吉田口ルート/富士宮口ルート/須走口ルート/御殿場口ルートの各山小屋・登山口・登山道で利用できるようになる。提供期間は2017年7月4日~8月下旬だが、登山道・登山口では通年利用が可能。