ライフボートは、ポートレート写真(顔写真)のレタッチに特化したWindowsソフトウェア「PortraitPro 15」の販売を2017年6月23日より開始する。

図1 PortraitPro 15パッケージ版

動作環境であるが、以下の通りである。

  • 対応OS:日本語Windows 7/8.1/10(32ビット/64ビット)
  • CPU:1GHz以上のインテル互換CPU
  • メモリ:2GB以上(4GB以上を推奨)
  • ハードディスク容量:300MB以上の空き
  • ディスプレイ:1024×600以上の解像度

それ以外に、ライセンス認証やアップデートでインターネット環境が必要となる。特に厳しいものはないだろう。対応する写真データは、JPEG、PNG、TIFF(24bit)である。販売価格は、パッケージ版が5800円、ダウンロード版が4889円(いずれも税抜価格)である。

図2 PortraitPro 15の起動画面

基本はプリセットを選択するだけ

さて、PortraitPro 15を起動し、写真を読み込むと、まず、性別の選択となる。といっても、女性か男性か、子供(12歳以下)かの4種類しかない。ここでは、迷わず女性を選ぶ。

図3 性別の選択

写真の読み込みが終わると、その時点で自動レタッチが行われる。

図4 自動レタッチの結果

修正前と修正後を比べれば、かなり改善されていることがわかるだろう。ここでは、手動でレタッチする方法を紹介したい。まず、上の[戻る]で、輪郭の調整を行う。

図5 輪郭の調整

この写真では、左の頬の部分にずれがある。あとは、瞳、唇などを輪郭に合わせて調整する。

図6 瞳の大きさを調整

小さな正方形をドラッグして、青い輪郭線を調整していく。自動認識でもかなり正確に輪郭を抽出する。しかし、この作業をきちんと行っておくことで、よりレタッチ結果がよいものとなる。できれば、やっておきたい作業である。[次へ]で自動レタッチが行われるが、ここではプリセットから[元の画像にリセットをする]を選ぶ。

図7 元の画像に戻す

以下、順にプリセットを施していく経過を見ていこう。まずは[女性-肌、唇、目]である。

図8 [女性-肌、唇、目]を適用

次に[追加-目-大きくする]を選ぶ。

図9 [追加-目-大きくする]を適用

最後に[写真コントロール-明るくする]を選ぶ。

図10 [写真コントロール-明るくする]を適用

たった3つの処理だけであるが、かなり修正された。他にも整形や肌の調整(なめらかにする)など行うと、かなり効果的な結果が得られる。気に入らなければ、[元の画像にリセットする]で、やり直せばよい。

レタッチが完了したら、[次へ]で保存関連のメニューが表示されるので、適切に対応する。