Intelは5月30日、台湾で開催中のCOMPUTEX TAIPEI 2017の基調講演にて、デスクトップ向けハイエンドCPU「Intel Core Xシリーズ」を発表した。Core XシリーズとしてCore i5X/Core i7X/Core i9X/Core i9 Extremeというグレードで製品を提供。中でも最上位モデルのIntel Core i9-7980XEでは18コア/32スレッドを実現し、1,000個ロット時の単価は1,999ドル。

「Intel Core Xシリーズ」は、これまでSkylake-XやKabylake-Xという開発コードネームで知られたCPU。4コア/6コア/8コア/10コア/12コア/14コア/16コア/18コアを用意し、4コアモデルがKabylake-X、6コア以上がSkylake-Xであるという。

基調講演でIntel Core Xを披露する米IntelのGregory Bryant氏

ゲーミングやコンテンツ制作といった高いパフォーマンスが求められる用途向けの製品で、プラットフォームはIntel X299に刷新。ソケットは、従来のLGA 2011v3からLGA 2066へと変更となった。PCIe 3.0のレーン数は最大44レーン。また、メモリは4チャンネルのDDR4で最大2666MHzをサポートする。

Intelによると、従来世代と比べて、シングルスレッドで最大15%、マルチスレッドで最大10%の性能向上を実現したという。

主なSKUは以下の通り。アーキテクチャの詳細については追って紹介する。

製品名 動作クロック
(ベース/ブースト2.0/ブースト3.0)
コア/スレッド L3キャッシュ PCIe 3.0 lane 対応メモリ TDP 価格(ドル)
Core i9-7980XE - 18/36 - - - - 1,999
Core i9-7960X - 16/32 - - - - 1,699
Core i9-7940X - 14/28 - - - - 1,399
Core i9-7920X - 12/24 - - - - 1,199
Core i9-7900X 3.3/4.3/4.5 10/20 13.75MB 44 DDR4-2666 140W 999
Core i7-7820X 3.6/4.3/4.5 8/16 11MB 28 DDR4-2666 140W 599
Core i7-7800X 3.5/4.0/NA 6/12 8.25MB 28 DDR4-2400 140W 389
Core i7-7740X 4.3/4.5/NA 4/8 8MB 16 DDR4-2666 112W 339
Core i5-7640X 4.0/4.2/NA 4/4 6MB 16 DDR4-2666 112W 242