ハル研究所は5月11日、1979年にシャープから発売された「MZ-80C」を1/4スケールのミニチュアサイズで再現した「PasocomMini MZ-80C」を発表した。6月1日より予約を開始し、10月中旬の発売を予定する。価格は19,800円(税別)。
きょう体はコンパクトな手のひらサイズで、実機に備わっていた開閉機構を再現。モニタフードを外して画面シートを交換でき、カセットデッキの開閉もサポート。付属のカセットテープを入れ換えできるギミックも搭載する。
SBC(Single Board Computer)としてRaspberry Pi A+を採用し、最新のBASICプログラミング環境としてスマイルブームの「SmileBASIC」を搭載する。「MZ-80」シリーズのハードウェアエミュレーション機能を組み込んでおり、当時のパソコン雑誌に掲載されていたマシン語プログラムも実行可能。「SmileBASIC」上からエミュレータをコントロールでき、CPUの実行止 / トレース実行 / ブレークポイント設定 / メモリへの読み書きなども行える。
電源はUSBバスパワー。映像出力インタフェースはHDMI×1。本体サイズはW102.5×D71.25×H32.5mm。ソフトは付属のmicroSDメモリーカードにて供給し、同梱ソフトとして当時人気の高かったゲーム3本を収録予定。収録ゲームタイトルは今後発表するとのこと。
「PasocomMini MZ-80C」は、第56回静岡ホビーショーで展示中だ。FM-7やPC-8001をベースにした小型PCのモックも展示しており、同社広報担当者によると「MZ-80C」の反応が良ければこれらについても製品化を検討したいという。