NTTドコモは27日、中期戦略2020「beyond宣言」を策定したと発表した。同社では来たるべき5G時代に向けた”6つの宣言”をもとに、事業構造を革新していくとしている。2016年度 決算説明会にて、NTTドコモ代表取締役社長の吉澤和弘氏が概要を説明した。
NTTドコモは27日、中期戦略2020「beyond宣言」を発表。説明会に登壇した同社 代表取締役社長の吉澤和弘氏は、宣言をもとに事業構造を革新していくと説明している。「beyond」のd部分は、NTTドコモのサービスで共通して使われる"d"ロゴとなっている |
beyond宣言とは?
beyond宣言は、ドコモが2017年度からスタートさせる新たな中期戦略。下記の「お客さまへの3つの宣言」と「パートナーへの3つの宣言」からなる。
beyondに込めた意味について、吉澤社長は「2020年のさらに先を見据えている。お客さまの期待を越えていくため、従来の自分たちを越えていく」と説明。中期戦略の実現に向けて「あらゆる想いをつなげ、豊かな未来をつくっていきたい」と言葉に力を込めた。
「お客さまへの3つの宣言」の概要
ユーザーに対して「お得・便利」「楽しさ・驚き」「満足・安心」を追求する。そのために5G、ドコモ光など通信インフラの革新、また究極のAIエージェント、FinTechサービス、ドローンサービスといった次世代の技術が不可欠となる。
マーケットリーダー宣言
サービス、料金、ポイントを融合させて"お得・便利"を進化させる。2020年までにdポイントパートナーを300社以上に拡大。ポイント発行額で日本最大級を目指す。スタイル革新宣言
5Gの特徴を活かしつつ、VR、AI、IoTを活用する。「empower+d challenge」として、エンタメ分野、ライフスタイル、ワークスタイルに変革を起こす施策を考えている。安心快適サポート宣言
AIの活用によりショップの待ち時間を短縮。また、自動応答やセルフ受付などにより、お客さま接点を進化させる。