さて肝心の画質を見てみましょう。近所にまだ桜が咲いている場所があったので、春の風景を撮影しに向かいます。今回は手持ちの「GoPro HERO4」と比較してみました。

「GoPro HERO4」は税込5万1300円と「Wi-Fi接続 超小型・軽量アクションカメラ」より高価ですが、一世代前のスタンダードモデルです。最高画質の4K/15fpsではなく1,920×1,080ドット/60fpsに設定することで比較対象機種として採用しています。まず静止画については、「Wi-Fi接続 超小型・軽量アクションカメラ」は色が濃く発色され、解像感に欠けているというのが率直な感想です。価格なりのクオリティ差があることは間違いありません。

「Wi-Fi接続 超小型・軽量アクションカメラ」で撮影

「GoPro HERO4」で撮影

「Wi-Fi接続 超小型・軽量アクションカメラ」で撮影

「GoPro HERO4」で撮影

また動画撮影時にはフレームレートによる影響を覚悟しておかなければなりません。1,920×1,080ドットで撮影する際、「GoPro HERO4」は60fpsで撮影可能ですが、「Wi-Fi接続 超小型・軽量アクションカメラ」は30fpsに留まります。この差は歴然としており、カメラを固定しているときにはほとんど気になりませんが、立ち位置を移動したり、カメラを上下左右に振ったときには「Wi-Fi接続 超小型・軽量アクションカメラ」はカクツキが非常に目立ちます。

動いている絵で見ると「Wi-Fi接続 超小型・軽量アクションカメラ」の鮮やかな発色は悪くないですが、カメラがパン・チルトした際のカクツキがどうしても気になります

動画、静止画のクオリティには割り切りが必要ですが、薄型ボディと、その薄さを活かしたアタッチメントによりさまざまな場所に設置が可能な「Wi-Fi接続 超小型・軽量アクションカメラ」。設置場所を工夫すれば、従来のアクションカメラで難しい構図を手軽に楽しめますね。次期モデルでは解像度は据え置きでいいので、フレームレートの引き上げを強く期待したいところです!