撮影領域を広げる2つのアクセサリー

続いて、EOS M6をさらに便利に使うための2つのオプションを紹介しよう。1つは、新発売となる外付けEVF (電子ビューファインダー) の「EVF-DC2」だ。

液晶モニターの視認性は良好とはいえ、明るい屋外では表面反射が避けられず、どうしても構図確認が不自由になる。だが、EVF-DC2があれば安心。従来モデル「EVF-DC1」に比べてコンパクトになったこともありがたい。

EVF-DC2は単体での発売のほか、EOS M6のEVFキットとして購入することが可能だ。今回の試用機材は、シルバーのEOS M6本体にブラックのEVF-DC2を組み合わせているが、5,000台限定でシルバーのEVF-DC2が付属するキットも用意される。

EVF-DC2は円筒形のデザインで、EOS M6のボディによく似合う。画面サイズは0.39型。パネルには有機ELを採用している

接眼部にアイセンサーを備え、液晶モニターとの自動切り替えに対応。EVF-DC1とは異なり、チルトはできない

こうした晴天屋外では液晶モニターが見えにくくなるので、EVFがあると便利。絞り優先AE F8 1/320秒 ISO100 WB:太陽光 焦点距離:15mm レンズ:EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM

望遠レンズを確実にホールドしながら撮影したいときも、やはりEVFが役立つ。絞り優先AE F5.6 640秒 ISO100 WB:太陽光 焦点距離:200mm レンズ:EF70-200mm F4L IS USM

もう1つのおすすめは「マウントアダプター EF-EOS M」だ。これを使うことで、一眼レフ用のEFレンズおよびEF-Sレンズが装着可能になる。EOS Mシリーズ専用のEF-Mレンズは徐々に増えているとはいえ、まだラインナップは十分とはいえない。そんな弱点を補うアイテムである。

純正品の組み合わせなので、AFはスピーディに作動する。マニュアルフォーカスや絞り調整、手ブレ補正なども問題なく対応。すでに一眼レフのEOSを所有している人なら、なおさら必需品だろう。

マウントアダプター EF-EOS Mを介して、望遠ズーム「EF70-200mm F4L IS USM」を装着。キヤノンユーザーにとって、EFマウントのレンズを使えるメリットは大きい

「EF70-200mm F4L IS USM」の200mm側を使い、前ボケを生かした構図で撮影。絞り優先AE F4 1/500秒 ISO100 WB:太陽光 焦点距離:200mm レンズ:EF70-200mm F4L IS USM

マウントアダプター EF-EOS Mを介して、単焦点レンズ「EF50mm F1.8 STM」を装着。こうした小型軽量のEFレンズなら、EOS M6とのバランスもいい

安価ながら滑らかなボケ表現が楽しめるレンズ「EF50mm F1.8 STM」を使用。絞り優先AE F1.8 1/3200秒 ISO100 WB:太陽光 焦点距離:50mm レンズ:EF50mm F1.8 STM

35mmの広角レンズは、56mm相当の標準レンズとして活用できる。絞り優先AE(F4 1/60秒) ISO100 WB:太陽光 焦点距離:35mm レンズ:EF35mm F2 IS USM