暗所、夜景でいろいろテスト

α6500は、24MPのイメージセンサーを備え、かつ5軸手ブレ補正(5段分)という安心的な仕様である。以下に、感度を比較した写真を掲載しているが、体感的にはα7R IIのAPS-C版であり、併用してみると、気を遣うのはフルサイズ対応レンズをセットしたことによる焦点距離の違いだけだった。14bitRAW出力ができる点もうれしい。

ISOのテスト。左上から右に向かって、ISO100、200、400、800、1600、3200、6400、12800、25600

気になったのはシャドウの粘り。筆者は地下だとか研究所ばかりを撮影しているので、ハイライトよりシャドウが重要。暗所でさらにアンダーにしてみたが、階調はしぶとく残っている。使用レンズ SEL50F14Z、マニュアル F2 1/10秒 ISO100 AWB スタンダード

手ブレ補正の効果は、夜間にブラブラと移動しながらの撮影で試してみた。筆者のベンチマーク基準は、シャッター速度1秒で打率7割以上であればOKといったところ。α6500はフットワークが軽めで、暗い場所を撮影したい需要に十分応じてくれる体感を得られた。1/3秒あたりまでは打率の高さをキープしやすく、とてもイイ感じだ。

また、DROのアルゴリズムが改良されたようで、Lv1とLv2は違和感が少なめ。JPEG撮影が多いのであれば、挙動を再確認してもいいだろう。

手持ち撮影テスト。使用レンズ SEL50F14Z マニュアル F4 1/3 ISO800 タングステン(A-B:A0.5,G-M:M0.25) スタンダード(彩度-1) DRO Lv1

使用レンズをフォクトレンダー SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Asphericalに変更して ガッツリ構えてみたもの。10ショットほど試した。絞り優先 F8 2秒 ISO1600 タングステン スタンダード DRO Lv1

SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Asphericalでシャッター速度1秒の場合は、とても楽だった。絞り優先 F8 1秒 ISO3200 タングステン スタンダード DRO Lv1

しゃがんでプレビューモニターを見ながら撮る場合は、1/5秒までと割り切ったほうがいいかもしれない。SEL50F14Z 絞り優先 F4 1/5 ISO1600 タングステン スタンダード(彩度-1) DRO Lv1

片手持ちで。SEL50F14Z 絞り優先 F4 1/13 ISO1600 タングステン スタンダード