STMicroelectronicsは、さまざまな電気自動車(EV)に向けた充電技術の業界標準「Combined Charging System(CCS)」の策定のために設立されたオープン団体「Charging Interface Initiative(CharIN)」に参加したことを発表した。

これによりSTは、車載用マイコンやセキュア・マイコン、SiC技術を含むパワー半導体およびセンサ技術、セキュア通信に関する専門性などをCharINに提供し、ハイブリッド車(HEV)およびEVに向けて、セキュアかつ使いやすい充電インタフェースの開発と実用化に協力することとなる。

なおCharINは、2015年に設立され、現在は自動車業界のバリュー・チェーンから60を超えるグローバルなメンバーが参加する団体となっている。本部は独ベルリンに設置されているほか、地域支部がアジアと北米にあり、さまざまなEVに対応した充電技術の国際標準となるCCSの確立・普及、充電に関連する規格の革新に向けた要件の策定とCCSに準拠した製品の開発を行う製品メーカーが使用できる適合性検証システムの確立、CCSの普及といった取り組みが進められている。