読者の皆様は新しいiPhoneやApple Watchなどが発売された時、新製品を手にしたうれしさや、購入できない悔しさをどのように表現しているだろうか。

筆者の場合、Apple社製品がリリースされるたびに、それにちなんだガジェットを作る、もしくは自作(?)するなど、欲しい気持ちを製作することで表してきた。Apple Watch、iPhone SE、iPhone7と発売される度に、無駄にあふれるパッションで作らずにはいられなかった。思えば、何かしらリリースされるごとに作るのが恒例になりつつある。

本題に入る前に、これまでの歩みを振り返ってみよう。記事を未見の方は、年末年始休みの合間に読んでいただけると幸いである。

Apple Watch

  • Apple Watchに対抗して「Raspberry Watch」を作ってみた(前編)と(後編)

巷のApple Watchフィーバーに背を向け、自分でスマートウォッチを作りましたな

iPhoneSE

発売日にiPhone SEが届かないことが判明し、悲しみのあまりカッとなって作った。後悔はしていない

iPhone 7

作ってみたら意外に日本茶との親和性が高いことが判明した

改めて記事を読み返すと、どれだけApple社製品に片想いこじらせてるんだ自分、もっと素直になれよ自分、普通にプロダクトを楽しめよ自分、という気がして反省しないでもないが、読者諸賢はここであることに気付いたのではなかろうか。そう、Apple Watch、iPhone SE、iPhone 7とあるのにiPhone 6sが抜けていることに。決して作るのをサボっていたわけではない。ちょっと時間がかかっただけだ。

今回作ったのはiPhone 6sのほぼ実物大ポーチ。では、作るに至った動機と完成までの道のりを次ページから紹介していこう。