4月24日にApple Watchが発売され、購入者が装着した写真やインプレッションを次々にサイトやSNSにアップして盛り上がっていたのは記憶に新しい。しかし、そんな楽しそうな場に背を向け、ひとり、「Raspberry Pi2」を使ってスマートウォッチを自作していた者がいた。筆者である。

教育に電子工作にひっぱりだこのRaspberry Piシリーズ

まずはRaspberry Piについて簡単に説明を。Raspberry Piとはイギリスのラズベリーパイ財団が開発した小型のコンピューター。名刺サイズで安いため、教育や電子工作の分野で人気を博している。

そして今年2月、Raspberry Piの性能をアップさせた次世代機としてRaspberry Pi2が発売され、マイクロソフトがRaspberry Pi 2用にWindows10を無償提供しますよー、というので話題になった。

Raspberry Pi の次世代機、Raspberry Pi 2。本当に手のひらの上に乗るほどのサイズで、電源とモニターをつなげばパソコンとして使用可能

安く購入できてなおかつWindows10を入れられるかも、そんな情報に筆者のPC自作魂がうずいたのだ。実は筆者、20代の頃にPC自作にハマっていたのである。パソコン作りに夢中になる20代女子ってハタから見てどうなんだろう、と時々ふと我が身を振り返って考えるが、多分こういうのは冷静になったら負けじゃないかな。

PCを自作していたおかげでとりあえずパソコントラブルの時には中開けて対処できるようにはなった