米国で「ポケモンGO」とStarbucksのコラボレーションが実現した。米国内のStarbucksの店舗7,800カ所が、8日の午前11時(太平洋標準時)からポケストップまたはジムになっている。

リアルコミュニティとソーシャルインタラクションを提供するStarbucksはポケモンGOと相性が良く、コラボレーションによってポケモン・トレーナーが安全にプレイできて、トレーナー同士が交流できる場が全米に広がる。

Starbucksは、8日から「Pokémon GO Frappuccino (フラペチーノ)」というポケモンGOをテーマにした特別ドリンクを用意した(期間・数量限定)。バニラビーン・フラペチーノにラブベリーシロップとブラックベリーのフリーズドライ果肉をブレンド、ホイップクリームがトッピングされる。

このホリデーシーズンにポケモンGOの世界は大きく変化する。ポケモンGOを開発・提供するNianticは7日(同)に、ポケモンの追加に関する情報と、ソフトバンク傘下の米携帯電話大手Sprintとのタイアップを発表したばかりだ。ポケモンの追加については、12月12日(同)にNianticのソーシャルメディアアカウントで詳細を明らかにする。Sprintとのタイアップでは、米国にあるSprint、Boost Mobileの店舗やキオスクなど10,500カ所以上がポケストップまたはジムになり、Sprintが店舗内に充電ステーションを用意する。日本でも8日に、「イオン」や「イオンモール」「マックスバリュ」「まいばすけっと」など合計3,398カ所がポケストップやジムになるイオングループとの提携が発表されている。

日本ではポケモンGO提供開始時にマクドナルドとのコラボレーションが発表されたが、ポケモンGOのサービス提供が最初に始まった米国で企業とのコラボレーションはStarbucksやSprintが初めて。Wall Street Journalによると、Starbucksとのコラボレーション期間は12週間。その成否はポケモンGOの今後のサービス展開を占うものになる。