Dyson Small Ball最大の特徴といえるのが、キャニスター式掃除機のように付属ブラシツールが使えるところ。ハンドル部分のパイプが取り外し可能で、さらにはパイプ下にあるホースを引き出して使うことができるのだ。ホースの先には付属アクセサリーの「コンビネーションノズル」、あるいはT字で小型の「ステアツール」ブラシを装着可能で、従来のアップライト式掃除機における「床掃除以外できない」という弱点を克服している。

「ステアツール」は、エチケットブラシのような起毛素材を搭載。布などにこびりついたホコリや抜け毛をかき取りながら掃除できる

ブラシの位置を調整することで、すき間ノズルとしても、ブラシノズルとしても使用できる「コンビネーションノズル」

ちなみに、Dyson Small Ballに付属する2本のブラシアクセサリーは、掃除機本体に収納できる。使いたいときにブラシを収納場所まで取りに行く必要がなく、サッと取り出して使用できるのも便利だ。

アクセサリーは両方ともDyson Small Ball本体背面に収納できる。使いたいときにその場で付属ブラシが手に取れるのは非常に便利そう

ホースはかなり伸びるが、ホース先に本体から抜いたパイプを装着することで、長さをさらに延長することも可能。ホースを伸ばすことで、本体を床に置いたまま高い場所を掃除したり、数段くらいの階段ならば、掃除機本体は床に置いたまま、ホースを操作して掃除が行える。従来のアップライト式掃除機は、階段一段ごとに本体を持ち上げて移動させる必要があったが、この手間も必要なくなる。

本体からハンドルのパイプを抜くと、アクセサリーを装着可能なホースが現れる。ホース部はかなり長く伸ばすことが可能だ

ホースにブラシを装着すれば、本体は床に置いたまま高い机の上も掃除できる

ホースの先に、最初に抜いたパイプを装着することもできる。ホースがさらに長くなるので、天井近くの照明の掃除や、狭いすき間の奥にもブラシが届く