さて、今回の出張では数時間ほどしかニューヨークに滞在していなかったため、SOHOのショッピングを楽しんで、セントラルパークでランチを食べて、といったおきまりの観光コースを楽しむことはできなかった。
ただ、どうしても行っておきたかったのが、9.11の現場であるワールドトレードセンターだ。
メインの高層ビル、ショッピングセンターが入る恐竜の化石のような2つ目のビルができあがり、以前にビルが建っていたサイズで掘られたプールや追悼施設などが整いつつある。どうも、ガラス張りのビルは、アジアの新興都市のイメージが強く、ニューヨークらしくはないように感じるが……。
今回、滞在も短いし、カメラはiPhone 7 Plusしか持たなかった。ディスプレイの色域が拡がり、また明るくなったことは、旅先での写真撮影を、より満足なものに変えてくれた。Instagramやメッセージで友人に送ったとき、果たして同じ色が見えているかは別の話ではあるが。
望遠レンズに切り替えられるiPhone 7 Plusのカメラは、「ちょっと遠いな」と思った被写体をぐっと大きく写すことができるようになった。それ以上に、ズームが指1本で操作可能になった点は、ぜひiPhone 7の操作にも取り入れて欲しい快適な機能だ。
もう1点、ビデオ撮影について。
前述の通り、操作が非常にスムーズになったことから、積極的に、撮影中のズームを行えるようになった。いきなり「2x」ボタンを押してしまうと、ぐっと映像が大きくなるため、長押しからのスライド操作を用いた方が良いだろう。
iPhone 7 Plusで撮影したワールドトレードセンター |
光学手ぶれ補正も良好に動作し、歩きながら撮影したビデオを自宅の大型テレビで見ても、酔うことなく楽しめる。これまで5.5インチモデルならではの機能だった光学手ぶれ補正はiPhone 7にも採用され、ビデオ撮影の安定性が格段に上がったはずだ。