Apple Watch Series 1は、42mmでも30gという軽量が魅力だった。スイミング計測に対する要望のないランナーにとっては、より軽い時計の方が良いと思うかもしれない。しかしランナーこそ、Apple Watch Series 2のGPS機能をすすめたい。
Apple Watch Series 2は内蔵GPSによって、iPhoneに頼らず単独でも位置情報をつかむことができるようになった。GPS搭載のスポーツウォッチよりも位置情報の取得が「非常に」高速に行えるという。
watchOS 3では、GPSとともに、Wi-Fiの電波と、位置情報決定のために使うキャッシュを用いるそうだ。そのため、衛星を捕まえるより格段に速く位置を割り出すことができるという。
これによって、iPhoneがなくても、正確な距離を測定できるだけでなく、ワークアウトで移動した経路もきちんと割り出すことができる。
仕事場から帰宅途中、スーパーに寄って屋サイト牛乳を買って帰ってくる間、ワークアウトの屋外ウォーキングを行った。その経路を見ると、店内で動き回っている様子もトラッキングできていることが分かる。
また、海や川などで泳ぐ場合は、手が水面より上にあるときにGPSの位置情報を取得することで、効率的に海で泳いだ経路の記録を残せる。
なお、10月下旬には、ナイキとのコラボモデル、Apple Watch Nike+が登場する。Nikeモデルオリジナルの文字盤とバンドが組み合わせられ、非常にスポーティーなイメージを作り出している。専用文字盤からは、新たなApple Watch向けNike+アプリをすぐに起動できる仕組みだ。