日立アプライアンスは8日、フィルター自動掃除機能を搭載した加湿空気清浄機「自動おそうじ クリエア」シリーズの新モデル「EP-MVG110」を発表した。発売日は10月22日で、価格はオープン。推定市場価格は税別85,000円前後の見込み。カラーはグラデーションブラウンと、グラデーションシャンパンの2色。

グラデーションブラウン

自動おそうじ クリエアシリーズは、加湿空気清浄機としては珍しい「自動掃除機能」を搭載した製品。自動的に掃除できるのは、汚れやすいプレフィルター部。ブラシを搭載した「自動おそうじユニット」が、ステンレスコーティングされたプレフィルターに沿って上下に動き、表面のホコリを取り除く。

「自動おそうじ」モード選択時は、48時間の運転ごとに1回フィルターを自動的に掃除。頻繁にフィルター掃除をすることで、汚れが落ちにくくなる前にゴミを除去し、フィルターを清潔に保つ。

また、除去したゴミは抗菌仕様のダストボックスに送られる。ダストボックスのゴミ捨て回数の目安は、約1年に一回程度。新モデルとなるEP-MVG110は、自動おそうじユニットのブラシ部分までを抗菌仕様にグレードアップ。より清潔さを追求しているという。

クリエアシリーズで人気の「ワイドスピード集じん」機能はそのまま継承。これは、本体背面から部屋の空気をワイドに吸い込み、本体上部から勢いよく送風する機能のこと。加えて、高効率ファンモーターの搭載や、吹き出し経路の最適化により、11立方メートル/分という大風量を実現。適用床面積も、~48畳(空気清浄運転時)と広いうえ、8畳の部屋なら約6分で空気を清浄化できるパワーを持つ。

フィルターには多層構造の「アレルオフ微細じんHEPAフィルター」を採用。0.3μmの微細な粒子も、99.97%捕集する。フィルターにアレルオフ成分を使用することで、フィルターに付着した花粉やダニのフンといったアレル物質の活動抑制も可能だ。さらに、脱臭用のフィルターには耐水性の脱臭素材を使用した「洗える脱臭フィルター」を採用している。

このほか、家族が就寝する夜中に温度表示などのライトを消灯し、「自動おそうじ」も行わないという「おやすみコース」が新機能として追加された。本体寸法はW360×D291×H673mm。重量は13.4kg。空気清浄適用床面積は、空気清浄運転時で48畳、加湿空気清浄運転時で30畳となる。

同時に、適用床面積が~42畳の「EP-MVG90」、~32畳の「EP-MVG70」、~15畳の「EP-MZ30」(空気清浄機能のみ)をラインナップ。推定市場価格(税別)は、EP-MVG90が75,000円前後、EP-MVG70が60,000円前後、EP-MZ30が15,000円前後。