ソニーは8月30日、Wi-FiとBluetooth機能を内蔵したサイドスピーカー「HT-ZR5P」を発表した。発売は10月15日。価格はオープンで、推定市場価格は税別50,000円前後。

HT-ZR5P

HT-ZR5Pは、テレビサイドへの設置を想定して開発された2本セットのスピーカー。単品での販売は予定しておらず、左右ユニットはワイヤレス(5GHz帯)で接続する。電源はACアダプターで、バッテリーは非搭載となっている。

使用シーンのイメージ

スピーカーは2ウェイ構成で、14mmのソフトドームツイーターと70mmのコーンウーファーを搭載。また、各ユニットにパッシブラジエーターを2基装備している。ハイレゾ音源をサポートし、192kHz/24bitまでのWAV、FLAC、AIFF、ALACや、5.6MHまでのDSDに対応。DSDはリニアPCMに変換して再生する。このほか、デジタルアンプ「S-Master」や、圧縮音源の音質を補完する「DSEE」を採用しており、実用最大出力は120Wとなっている。

ネットワーク機能としてWi-Fiを内蔵し、スマホアプリ「SongPal」での操作に対応。ネットワーク内にある複数のスピーカーで同じ音楽を再生する「Wireless Multi-room」や、2本のワイヤレススピーカーで左右ステレオ再生を実現する「Wireless Stereo」、対応のワイヤレススピーカーをリアに設定してサラウンド環境を構築する「Wireless Surround」を利用できる。

Wireless Surroundにおいては、「h.ear go」「SRS-ZR7」と同じく、リアへの設置が可能。h.ear goとSRS-ZR7はリアに設定する場合、同じ製品を2本用意する必要があったが、HT-ZR5Pは1セットで左右リアスピーカーをまかなえる。

Wireless Surroundにおいて、HT-ZR5Pを左右リアスピーカーに設定したところ。テレビ前のサウンドバーと連携してワイヤレス環境を構築する

Google Castも利用可能。Wi-Fi経由で「Google Play Music」などにアクセスし、音楽を再生できる。このほか、BluetoothとNFCに対応し、コーデックはSBCやAACのほかソニー独自のLDACをサポートする。端子は、HDMI出力(ARC対応)、アナログ音声出力、USB、有線LANを搭載。サイズはW101×D101×H161mm、重量は約1.7kg。

実際のHT-ZR5P

背面端子

設置例