基本性能の高さはそのまま継承
ベッド・プロ・パワーやV18を含めた「エルゴラピード」シリーズといえば、スタイリッシュなデザインと使いやすさ。モーターなどの本体が低い位置にあるため、掃除時の負荷は体感重量で500gと非常に軽い上、どこでも自立するのも特徴のひとつだ。このため、ベッド・プロ・パワーは3in1の多機能ながら、A4サイズの床面スペースがあれば収納できる。
ベッド・プロ・パワーは、バッテリー駆動時間も長い。通常モードなら、現在の家庭用コードレススティッククリーナーとしては最長の45分という連続使用が可能だ。バッテリーの消費が激しい最大吸引モードでも約15分の連続運転ができる。
もうひとつ注目したいのが、ダストカップの容量。コードレススティッククリーナーは、コンパクトさや省エネ性能を追求するため、ダストカップが容量が200~400mlというものが多い。しかし、ベッド・プロ・パワーのダストカップは500mlと、トップクラスの容量を誇る。カップ容量が小さいと頻繁にゴミを捨てることになるが、こうした手間が経るのは嬉しいポイントだ。
ヘッドLEDや髪の毛をカットする機能も
掃除の手間を減らすといえば、独自の「ブラシロールクリーン機能」も見逃せない。ロールブラシ式のヘッドはゴミを強力に掃除してくれるが、ロールブラシに髪の毛や糸くずを巻き込むというデメリットもあった。一般的な掃除機はロールが取り外せるようになっており、巻き付いた髪などを都度取り除くよう推奨している。
一方、ベッド・プロ・パワーはヘッド内にカッターを搭載。ヘッドのブラシロールクリーンスイッチを足で踏み、ロールブラシを5秒ほど回転させればロールに巻き付いた髪の毛を簡単にカットできる。カットした髪の毛やゴミは自動的にダストカップに吸引されるので、ロールに巻き付いた毛を除去するために、ヘッドに手を触れる必要さえないのが便利だ。
また、ヘッドは180度ひねることが可能で、動きの自由度が高い。左右への移動も軽い力で行える。ヘッド前方にはLEDライトを搭載し、ベッドの下などの暗い場所をライトアップできるため、掃除残しを減らせるのだ。
【動画】左右蛇行。ヘッドの自由度が高いので、軽い力で左右に蛇行させられる |
豊富なアクセサリーでどこでも掃除
ベッド・プロ・パワーは布団用アクセサリー以外にも、延長用ホースに布用ノズル、ロング隙間ノズルを付属。床だけでなく、カーテンなどのファブリックや、高い場所の掃除にも力を発揮する。
エレクトロラックスによると、アレルギーの症状を起こす主な原因のひとつがダニのふんや死骸。こういった物質を除去するためにも、布団掃除機は有効だという。とはいえ、布団専用のクリーナーは、汎用性が低かったり、家用掃除機と布団用クリーナーの収納場所が必要だったりと、さまざまな理由で購入をためらう人が多いそうだ。
この点、ベッド・プロ・パワーならば、A4サイズの収納スペースがあれば、床と布団はもちろん、ハンディクリーナーとしても使えるため車内掃除も可能。コードレススティッククリーナーの購入を検討している人はもちろん、今まで布団専用クリーナーの購入をためらっていたユーザーもターゲットに見据える。
ベッド・プロ・パワーのほか、スタンダードモデルとなる「エルゴラピード・リチウム スタンダード」と、エントリーモデルの「エルゴラピード・リチウム カラーポップ」もラインナップに加わる。
スタンダードのカラーはブロンズ(ZB3105AK)とモスグリーン(ZB3106AK)で、運転時間は通常モードで30分、最大モードで13分だ。推定市場価格は38,800円(税別)。カラーポップはウオーターメロンレッド(ZB3101)とジュニパーベリー(ZB3101)、運転時間は通常モードで20分、最大モードで12分、推定市場価格は23,800円(税別)となる。