第6世代Core i5を搭載し、基本性能も十分

New Inspiron 1300 7000は、PCとしての基本性能も高い。CPUには最新の第6世代Intel Coreプロセッサ(開発コード名:Skylake)、Core i5-6200U(2.30GHz)を搭載している。ちなみに上位モデルはCore i7-6500U(2.50GHz)だ。

メモリは高速なDDR4メモリを採用し、容量は今回試用の下位モデルが8GB、上位モデルが12GBであり、増設はできない。ストレージは、下位モデルが256GB SSD、上位モデルが512GB SSDだ。SSDがSATA 3.0接続なのは残念だが、HDDに比べれば格段に高速であり、快適な動作を実現している。

液晶ディスプレイは13.3型で、解像度は1,920×1,080ドットのフルHDだ。タッチパネル搭載で、表面は光沢仕上げなので、外光の映り込みが気になることがあるが、コントラストが高く、発色も鮮やかだ。液晶上部には、720pの赤外線Webカメラが搭載されており、Windows Helloに対応。顔認証によるWindowsログインが可能だ。

液晶は13.3型で、解像度は1,920×1,080ドットのフルHD。液晶周囲の額縁部分はやや大きい

USB 3.1 Type-Cを搭載するなどインタフェースも充実

キーボードは6列のアイソレーションタイプで、配列も標準的だ。キーピッチは約19mmだが、キーストロークはやや短い。ただし、Enterキーと「む」キー、「\」キーとBackSpaceキーの間隔がなく、くっついていることや、Enterキーが小さめなことが気になる。キーボードにはバックライトが搭載されており、暗い場所でもタイピングしやすい。

ポインティングデバイスはタッチパッドだ。最近の薄型ノートPCではお馴染みの、パッドとクリックボタンが一体化したタイプだが、サイズが105×65mmと大きく、操作性は良好だ。

キー配列は標準的だが、Enterキーと「む」キーがくっついており、Enterキーが小さめなことが気になる。「\」キーとBackSpaceキーもくっついている

インタフェースも充実している。USB 3.0、USB 2.0、USB Type-Cをそれぞれ1基ずつ搭載しているほか、HDMI出力やマイク/ヘッドホン端子も備えている。左側面のUSB 3.0はPowerChargeに対応しており、スマートフォンなどを短時間で充電可能。SDカードスロットもあり、デジタルカメラで撮影した写真などの転送にも便利だ。ワイヤレス機能としては、IEEE 802.11ac対応無線LANとBluetooth 4.0をサポートする。

右側面には、USB 2.0とSDカードスロット

左側面には、USB 3.0 Type-CとHDMI出力、USB 3.0、マイク/ヘッドホン端子

バッテリは3セル仕様で、公称バッテリ駆動時間は約8時間と十分だ。ACアダプタも比較的コンパクトで、重量もACケーブルと合計で272gと軽い。

ACアダプタも比較的コンパクト

ACアダプタとACケーブルの重量は合計272gと軽い