7月18日、ソフトバンクが半導体設計会社の英ARMを買収すると、英Financial Timesなどが報じた。買収金額は234億ポンド (約3兆2,700億円) ※。同記事掲載時から数時間後 (英国の朝) に正式に発表される見込みであるという。

Financial Timesの記事によると、今回の買収はIoT市場の拡大を見込んで、両社が合意したものであるとのこと。また、英国のEU離脱を問う国民投票の結果 (いわゆるBrexit) を受け、ポンドが急落したことも要因の一つとして同誌は挙げている。

ARMは、Cortexアーキテクチャなどプロセッサーの設計・開発、ライセンス提供を行っている企業。米QualcommのSnapdragonなど、大半の携帯電話向けプロセッサーがCortexアーキテクチャを採用している。

※ ソフトバンクグループの正式発表では、買収金額を約240億ポンド (約3.3兆円) とアナウンスされた。